爪が緑色に染まる『グリーンネイル』には消毒用エタノール? 抗生物質の塗り薬?

 お客様から『ウオノメコロリ』の絆創膏タイプを求められ、液剤の方が患部を柔らかくする成分が入っていることを伝えると、家族からの頼まれ物で、液剤は嫌うとのことで絆創膏タイプを購入された。
 ウオノメは薄い表皮の下に硬いしこりができている状態だから、もし長患いであれば『ウオノメコロリ』程度では治るのにも時間がかかってしまい悪化する可能性もあるので、病院を受診するようお話しした。

 お客様から、持ち運べる消毒薬を注文され何に使うのかと思ったら、爪が緑色に染まるグリーンネイルの症状が表れていて、ネットで「消毒用エタノールが良い」と見たという。
 緑膿菌が原因となるグリーンネイルは実害は無いとはいえ、お客様は緑膿菌のことをカビと言っていたので、専門家に話を聞くために病院を受診してはどうかと勧めた。
 というのも緑膿菌自体は問題が無くても、グリーンネイルは白癬菌を伴っているケースもあるので、その場合は消毒用エタノールでは対処しきれない。
 とにかく、ネットで見た情報を鵜呑みにしたうえ、基本的な知識が無いとなると、他にもネットでトンデモな対処法を見つけて実行してしまう危険が考えられるから、専門家に直接話を聞いてもらった方が良さそうなので。
 すると、「売ってはくれないということですか!?」と興奮されたため、消毒用エタノールよりも『テラマイシン』などの抗生剤の塗り薬を使うほうが有効性が高いことと、現在の状態を専門家に確認してもらった方が良いとお話ししたのだけれど、そのまま足早に帰られてしまった。
 ショボーン(´・ω・`)

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