「氷嚢(ひょうのう)」というと、どんな物を思い浮かべますか?

 やや高齢のお客様が氷嚢の吊るし棒を探しにいらっしゃったけれど、今は店頭で求めるのは難しい事をお話しして、電気スタンドなどを応用する方法を提案した。
 捻挫した足に氷嚢を当てたいとのことだったので、椅子を横にする方法も伝えてみた。
 実のところ氷嚢も現在は昔と形が違い、吊るして使うような物ではないし、新しい物を購入してみるのも良いのではないか。
 と言っても、うちのお店にはその新しい氷嚢を取り扱っていないんですけどね(^_^;)

 『ロキソニン』を求めて来店したお客様にヒアリングしたところ、頭痛に『リングルアイビー』が効かなかったため、友人からは「ロキソニンが良い」と聞いたとのことだった。
 薬剤師のいないうちのお店には置いていないことを伝え、化学構造式の似ているイブプロフェン製剤が効かなかったのであれば、同様に効かない可能性もあることをお話ししたうえで、他の成分と合わせた『バファリンルナi』や、全く別の成分の『バファリンA』や『セデス・ハイ』などを紹介したところ、『バファリンルナi』を試していただくことになった。
 頭痛はズキズキするというので、胃の不具合と関係する可能性を説明し、胃に優しい食事を勧めたうえで、胃はストレスの影響を受けやすいことをお話しすると、思い当たるようだった。
 ちなみに市販の鎮痛剤のパッケージに「速攻」と書いてあっても、早く溶けたからといって早く吸収されるとは限らない事を伝えた。
 これは、実際に鎮痛剤の開発に携わっている研究員さんの受け売りである。

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