「お節介」と「セルフメディケーション」との狭間

 お客様が『イブA』と『パンシロンキュア』を購入されるさいに、今回の組み合わせは併用しても大丈夫な薬であるものの駄目な組み合わせがあり、特に胃薬の方が処方構成が複雑で気をつける点が多いことを伝えると、「何でも良いかと思ってた」と驚かれてしまった。
 世界保健機関(WHO)では、セルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しているんだけど、前半の「自分自身の健康に責任を持ち」の部分が欠けている気がする。
 そして、「お節介」を辞書で引くと「出しゃばって世話を焼くこと。不必要に人の事にたちいること。」なんだそうで。
 となると「セルフメディケーション」とは、いったい……(;´∀`)

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 お客様が『ベンザブロックS』をレジに持ってきたさいに咳をしていたので適応すると思ったのだが、使うのはご主人で、咳は無く鼻づまりだという。
 そこで鼻炎薬を提案すると、本人は「熱が出そう」と言っていて、家には『バファリンA』と『アネトンアルメディ鼻炎錠』があるというので、その二つを先に使うよう勧めたうえで『ベンザブロックS』をお買い上げいただいた。
 ご主人の鼻づまりもそうだが、お客様の咳も、胃を悪くしている可能性が考えられるので消化に良い食事をするよう勧めた。
 また、ご主人は風呂嫌いで朝にシャワーを浴びているというので、できれば夕食の前に太い血管の通っている背中側にシャワーを浴びた方が、胃腸の働きのためにも疲労回復のためにも良いことをお話しした。

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