接客の最後の方になって、症状の原因が思い当たることがあります

 お客様がスキンケアの棚を見ていて声をかけてみたところ、乾燥性の痒みで、病院からは『ヒルドイド』を処方されているものの、イマイチとのことだった。
 手足だけでなく腰回りも赤いそうで、痒み止めの薬で尿素入りの『ケラチナミン乳液』と尿素無しの『ユースキンIローション』を案内すると後者を購入された。
 乾燥性ということであれば患部の痒みが落ち着いたら、血液の循環で潤すヘパリン類似物質の薬に乗り換えたり、単純に水分の蒸発を防ぐワセリンを塗る方法もある
 というか、『ヒルドイド』がヘパリン類似物質だから、継続したほうが良いとは伝えた。
 また入浴せずにシャワーで済ませているというため、血流を良くするためには太い血管が通っている背中側に浴びるよう勧めた。
 すると帰り際に、コーヒーを1日20杯以上飲んでいると分かり、それが原因の可能性も考えられることをお話しした。
 お客様からは、「親切にありがとう」と言っていただけた。

 やや高齢の、いつも『ストッパ下痢止めEX』を買われる常連のお客様から、手が荒れているというお話があったので、お湯を入れた湯呑みを握るよう勧めた。
 もちろん飲んでしまっても構わないのだが、とにかく温かい湯呑みを握ることで、指先の細い血管を開いて皮膚の材料を運ぶ血流を良くするのだ。
 お客様は仕事で石灰を扱っていて、手に付着したままその上に手袋をしてしまうことがあるという。
 あうっ、それでは手荒れがひどくなりますね(;´Д`)

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