やや高齢のお客様が、足を捻ったとのことで相談にみられたので、初期には強い薬を使い、痛みが和らぐに従って弱い薬にステップダウンしていく方法をお話ししたうえでインドメタシン製剤を勧めると、浸透力に優れたジクロフェナクトリウム製剤の『ボルタレン』に興味を持たれた。
しかし、お薬手帳を見せていただくと血圧の薬など複数を服用してると分かったため、今回はフェルビナク製剤を使っていただくことになった。
他に喉の乾燥感と咳の相談も受け、風邪で抗生剤を処方されていたと分かったため、副作用で体内が乾燥してる可能性をお話しして『龍角散ダイレクト』と、上半身を潤す『麦門冬湯』を紹介したところ、前者を一緒にお買い上げいただいた。
お客様は以前に心臓も患ったことがあるらしく、お薬手帳を持ち歩いているのはとても良いことなので、他の人にも勧めて下さいとお願いした。
お客様が『ベトネベートN軟膏』を購入されるさいにヒアリングしたところ、靴擦れが傷になっているとのことだった。
薬剤を皮膚に浸透させるのを目的としたクリーム剤と違って、軟膏は患部を守るけれど、ステロイド剤は菌に対する抵抗力が弱くなり、皮膚の再生を邪魔してしまうので、傷口になっている時には勧めにくいことを説明したら、「説明が難しい」と言われてしまった。
ありゃん(^_^;)
使うのなら抗生物質のみの塗り薬を、とシンプルにお話するべきだったか。
先に病院を受診して現状を知るのも大事とお話ししたところ、来週には病院に行くというので「それなら安心です」と伝えた。