医師でも薬剤師でも登録販売者でも、専門家に相談することを忘れないで

 お客様が『半夏厚朴湯』を購入されるさいにヒアリングすると、以前にも使ったことがあるというものの、効いたかは良く分からないとのお話だった。
 主訴は教えてもらえず、胃の辺りが痛むというため『半夏瀉心湯』を紹介し、どちらも保険の適用薬であることを伝えると、処方してもらうのは考えたこと無かったそうだ。
 何か精神疾患の薬を処方されているようだったが、それも教えてもらえなかった。
 『半夏厚朴湯』『半夏瀉心湯』の他にも、気持ちと体調が結びついている症状に関係する漢方薬もあるので、担当医に相談してみるよう勧め、本日はお帰りになった。

 お客様から奥さんの風邪薬をし求められたけれど、あまり症状を把握していないらしく、『ルルアタックFXα』が家に一回ぶんだけあって使ったとのことで、追加に購入された。
 ただ、咳が無ければ『イブ』などの解熱鎮痛剤だけでも充分なことと、内臓を休めるために食欲があっても食事は消化に良い物を量を控えて食べさせるようにと伝えた。
 こんなことを言うのは何だけれど、奥さんのために薬を買おうというのに、その症状などを把握してきていないという子供のお遣いレベルの人が多くて困る( ´Д`)=3
 いや、最近の子供ならスマホで親に電話で確認するくらいのことするんだけどな。

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