やや高齢のお客様から風邪薬の相談を受け、患者は孫で、風邪の治りかけであり既に症状は弱まっているというから、総合風邪薬よりも症状別に選んだ方が体への負担が少ないとお話ししたうえで、風邪の後期の体力維持に役立つ『柴胡桂枝湯』を紹介した。
お客様は、「インフルエンザにかからなくて良かった」と言っていたけれど、「実はそれは分かりません」と答えた。
不安にさせるつもりはないのだけれど、感染しても発症しないままウイルスをバラ撒いてる可能性があるから、手洗いと手の触れるところの掃除が感染の予防になることを伝えた。
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小さい子供を連れたお客様が、子供に薬を選ばせていたので心配して見ていたところ、『ムヒのこどもかぜシロップ』をレジに持ってきたのでヒアリングすると、常備薬にするとのことだった。
解熱鎮痛剤の『小児用バファリン チュアブル』も飲めなくて、他の薬局で風邪シロップを勧められたという。
開封後は、いつまで使えるか尋ねられたので、保管状況にもよるけれど1ヶ月以内と答えた。
そして総合風邪薬を使うとすれば、発熱だけではなく咳が出てきたりした時に使うのと、熱を下げるのが目的だとしても38度を越えるよりも早く使ってしまうと、ジャンプしようとしゃがんだところを蹴り倒すようなものなので、タイミングには気をつけるようにと伝えた。
漢方薬の『葛根湯』のように早め早めに使うのが効果的な薬もあるが、予防的に使える薬は少なく、風邪自体は薬を飲まなくても自然に治癒する病気なので、ゆっくり休むのが良策なんである。