お客様がフェキソフェナジン製剤を購入されるさいに使用経験を尋ねると、高校生の子供が患者で以前から使っているとのことだったが、予防薬として連用するのが効果的とは知らない様子だった。
フェキソフェナジン製剤やエピナスチン製剤といった抗アレルギー薬は、水風船にセロテープを貼って針を刺しても割れなくするようなもの。
針が花粉などのアレルゲンだとすると、花粉に対して体が反応しないようにするのが目的の薬なので、症状が起きてから使うのでは遅く、症状のある日だけ飲んでいては効かなくなるかもしれないのだ。
息子さんは入浴せずに朝にシャワーというため、太い血管と神経が通っている背中側に浴びるのが効果的な事をお話ししたうえで、やはり入浴した方が良いと伝えた。
というのも、花粉症は花粉を敵だと誤認して、鼻水や涙で追い出そうとし、炎症を起こして戦おうとしてしまうことで起きるのだけれど、その敵味方の識別をしているのが腸なんである。
その腸の働きを助けるために一番手軽なのが、体を温めて血流を良くすること。
だから入浴をする方がシャワーを浴びるだけよりも効果的なのだけれど、もしシャワーだけで済ませるのなら髪や体を洗う間に少しでも長く背中に浴びるという方法。
あとは補助として、上半身は涼しい格好をしても下半身には厚着をして、飲食も温かい物にする。
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お客様が『第一三共胃腸薬』を購入されるさいに、花粉症があるか質問すると「ある」とのことだったが、何か買わされると思ったのかムッとされてしまったため、花粉症の薬を併用した場合にその薬の効き目が弱まる可能性を説明すると、途端に「その時は相談します」と笑顔になった。
ε-(´∀`*)ホッ