お客様が『改源』の顆粒と錠剤を比較していたので声をかけ、剤形が違うだけと伝えたうえでヒアリングしたところ、患者は高齢の父親で、主訴は鼻水と頭痛だという。
しかし他に多くの薬を服用していて、でも内容は分からず、『改源』なら「漢方薬だから安全」と考えていたようだ。
それは大きな誤解で、漢方薬に使われている生薬と現代薬を合わせている薬であり、漢方薬だって他の薬との影響を考えない訳にはいかない。
調剤してもらってる薬局で相談するように勧めたものの、何か買って行きたいと言われたため『柴胡桂枝湯』を案内して、お買い上げいただいた。
どうして処方されている薬があるのに、病院や調剤する薬局に相談してから市販薬を買おうと思わないのだろうか。
本当に最初から思いつかないのか、それとも相談しにくい壁があるのだろうか。
お薬手帳を持ってきてくれていれば、代わりに電話をして問い合わせるということも出来るのだけれど。
お客様から『命の母A』を求められたけれど、精神不安や気持ちの高ぶりなどに向いていることを説明し、肉体疲労ならば『命の母ホワイト』の方が適応するとお話したところ、『命の母ホワイト』をお買い上げいただいた。
「話を聞かないと分からないわね」と言ってもらえたので、「立ってる者は親でも使えというのと同じく、立ってる店員は遠慮なく使って下さい」と伝えた。