医者や薬剤師など、医療者をどう使いこなすかが患者の役割

 常連のお客様から喉の痛みの相談を受け、いつもは『ルキノンKB錠』を使っていて、今回は効かないというため、処方内容からすると炎症を抑えるのは弱いことを説明し、『ペラックT』を案内した。
 そもそも咳が無いのであれば、総合風邪薬は適応しませんし。
 家に鎮痛剤があるか尋ねると『ナロンエースT』があるというので、そちらを先に使ってみるのも良いし、併用できることをお話ししたところ『ペラックT』をお買い上げいただいた。
 炎症している患部を刺激しないためと内臓を休ませるために、無理に食事をしなくても良いとお話ししたところ、栄養ドリンクを希望されたのでノンカフェインの『ヒストミンゴールド液プラス』を案内すると、一緒に購入していただけた。

 青汁を購入されるお客様に、持病や飲んでいる薬があるかを確かめると、血液の薬を服用しているとのことで、お薬手帳を見せてもらったところ血管拡張剤だったため、念のため医師に報告するよう勧めたら、医師の悪口が始まって止まらなくなってしまった(^_^;)
 大腸がんを患ったことがあり、内科医からは運動するように言われ、循環器からはするなと言われ、不信感が募っている模様。
 どちらの医師の話が正しいかと考えてしまいがちだが、自分はどの方針で乗るかということをまず考えて判断しなければならないのではないか。
 あくまで主導権は、患者の側にあるんである。
 もし、どちらの医師ともコミュニケーションを取りづらいというのであれば変更を検討するのはもちろん、相談できる顔見知りの薬剤師さんを見つけるということをしてみても良いのではと提案した。
 それとは関係無く、「○○○のサプリが効くんだよ!」と力説されて困った。
 そのサプリも、医師に報告して下さいと伝えたけど、耳に入ったかどうか……。

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