薬をブランド名で探しても、お店によって取り扱っていないことがあります

 女性の親子のお客様が来店し、小林製薬の『キュア』シリーズを見ていて、『セナキュア』を顔に使って良いか訊かれたので、同じシリーズでも『セナキュア』の主成分は他と違い、言ってしまえば皮膚をわざと腐らせることで新しい皮膚ができるよう新陳代謝を促す物であるため、顔には使わない方が良いことを説明した。
 以前に顔にニキビができていた頃には『クレアラシル』を使っていたというお話を聞き、それは良かったと思われることを伝えた。
 本日はお買い物は無かったけれど内服薬として、上半身の赤いニキビには『清上防風湯』を、生理と連動してるような吹き出物には『桂枝茯苓丸料加ヨクイニン』を紹介した。

セナキュア

 やや高齢のお客様から『バンキーEX液』を注文され、置いていないと伝えたのだけれど、うちので買ったと声を荒げて言い張る。
 取り扱ったこと無いよー。
 だって、同じような処方の薬が他にあるもの。
 売り場面積が限られているから、そんなに何社も同じような処方の薬を置いてなどいられないのです。
 むしろ、置きたい漢方薬が幾つもあるけど本部から許可が降りなくて、困ってるくらいで。
 お客様に、『ムヒHD』が同じような処方と説明して案内してみたら、「高い!」と納得されずお帰りになった。
 あー、価格かぁ。
 うーむ、確かに『バンキーEX液』と較べたら高い。
 同じ価格帯の『ワルツHD』の方を紹介するべきだったか。
 ブランド力のある商品の方が分かりやすいかと思って、『ムヒHD』の方を先に案内してしまった。
 うちに置いてない商品をうちで買ったと言い張るもんだから、価格の方にまで頭が回らなかったの(´・ω・`)

ムヒHD

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