夫婦のお客様が、『ヒストミンゴールド液プラス』を購入され、直前に他の物も見ていたので『リポビタンD』などのタウリン系は瞬発力が必要な時に向いていて、持続力ならば『ユンケル黄帝液』のような生薬系がお勧めなことをお話しした。
タウリンはもともと体内にあって、疲労したときに消費されるので、それを補えば疲れが回復すると考えられる。
また、カフェインが入っている物が多く、カフェインは体力を前借りしているだけなため、後でまた疲労がやって来ることになる。
だから、『リポビタンD』などは最後のラストスパート、コレが終われば後は休めるというタイミングが良い。
一方、生薬の中には即効性のある物と遅効性の物とがあり、即効性のある物はやはり体力の前借りとなるのだが、遅効性の物が体を支えて後からの疲労を防いでくれるから、これから何かを始めるとか、まだ先が長いというときに適しているのだ。
『ヒストミンゴールド液プラス』は生薬系で、そのうえカフェインが入っていないから体を内臓から休めて胃腸の働きをサポートする。
飲んでシャキンッと元気にはならないが、身体機能を下支えするのでタウリン系の栄養ドリンクと異なり、後から疲労感が来るようなことが無い。
お客様が『イブA』を購入されるさいに、ヒアリングすると偏頭痛とのことだったので頭痛にも種類があることを説明した。
偏頭痛で多くあるズキズキするタイプは胃の不具合と関係があって、胃の調子が悪くなると脳の周辺の血管が収縮し、その血管が開くと勢い良く流れた血液が血管内に摩擦を起こし、その摩擦によって炎症した血管の異常を痛覚神経が知らせる。
だから偏頭痛が起きたら運動を控えて体を休めるとともに、消化の良い食事に切り替えることが対策となり、漢方薬の『呉茱萸湯』などと組み合わせれば鎮痛剤を使う頻度を減らせる。
反対の関係あるのが肩こりと連動した締め付けられるタイプの頭痛で、こちらは体を動かして筋肉をほぐし血流を良くするのが改善策であるため、『葛根湯』が対応する漢方薬となる。
朝方に頭が重くて、午後になるにかけて楽になるタイプの頭痛は血圧の影響が考えられるのだが、気をつけなければならないのは数値的に高血圧かどうかではなく、一日の中での血圧の変化に体がついていけないときに起こるため、『釣藤散』で調整するのが良い。
お客様は、娘さん2人も一緒に使ってるというため、頭痛が同じ状態とは限らない事と、治験データからすれば市販薬はおよそ2/3にの人に効く物が多く、3人家族だと1人は効かないという事もありえるので、本人に買わせるのが望ましいとお話した。