常連のお客様から『救心』を求められたけれど、胸部の痛みはあるものの他に動悸は無く、ストレスが思い当たるというため『コムレケア』(芍薬甘草湯)を提案すると、そちらを購入された。
『芍薬甘草湯』は筋肉の痙攣を抑え、炎症を鎮める作用があるのと同時に、気持ちをリラックスする作用もあるので。
もし強い肩の痛みや激しい吐き気を伴うようだと心筋梗塞の兆候という可能性も考えられるものの、変に脅かすようになってもいけないので、今日のところは伝えなかった。
常連のお客様の場合は、何かあればまた相談にいらっしゃるから。
一見さんのお客様だったら、次が無いかもしれないので伝えちゃったかも。
高齢のお客様が『Q&Pゴールドドリンク』をレジに持っててレジに通すと「高い!」と言われたため、『Q&Pゴールドαドリンク』と間違えていると分かり用意しようと思ったら、自身で『リポビタンDノンカフェイン』に変更された。
言っちゃなんだけど、中の成分からしたら同価格帯の中では『Q&Pゴールドαドリンク』の方が良いと個人的には思う。
しかし、毎朝にドリンク剤を飲みたいとのことで、それはかえって体に良くないといった話もしているうちに、以前は『ヒストミンゴールド液プラス』を飲んでいたとのことから、そちらを勧めるとさらに変更となった。
コレステロールについて担当医から「卵は駄目」と言われてるものの、子供二人が看護師で「おかしい」と言っている模様。
私も、看護師のお子さんの意見の方に賛同である。
そもそも「善玉コレステロール」(HDL)と「悪玉コレステロール」(LDL)という名称が誤解の元で、体調の悪い患者さんからLDLが多く見つかったため、悪い原因と勘違いされ「悪玉」なんて付けられてしまった。
しかし近年の研究では、壊れた細胞を修復するために肝臓から出動してコレステロールを全身に運ぶのがLDLで、HDLはそのコレステロールの回収係だということが分かってきている。
だから、LDLが体に多く分布しているのは体内に問題がある証拠ではあるけれど、数値が多いというだけでは問題とはいえない。
すくなくとも、健康管理の参考の一つである。
ただし、必要以上のコレステロールが動脈の壁に次々と入り込むと、動脈硬化を引き起こすため、回収係のHDLは多いに越したことはない。
なんにしても、高齢者が毎日のようにドリンク剤を飲む方が、毎日玉子を食べることよりも健康に良いはずもなかろう。
お客様がそのことを担当医に言っていない可能性もあるが、コミュニケーションが上手く取れていないとも考えられる。
お客様には、ドリンク剤などについても担当医に相談してみるよう勧めたうえで、他の医師を探してみてはどうかとお話すると、「また相談にくる」と帰っていかれた。