お客様から消毒用エタノールを求められたけれど、足首を打撲したさいに傷もついたとのことで、患部を見せてもらうと擦り傷程度だった。
明日には別件で整形外科に行くというため、水道水で洗うだけでも充分なことを説明して、備えるのであれば抗生物質をとお話した。
家には以前に病院で出された入浴用の保護シートがあるというので、それを使うのも良いのではないかと答えた。
人からは「冷やしちゃダメ」と言われたそうだが、打撲は初日は氷水で冷やした方が良いことを説明した。
誰が言ったか知らないけれど、親切心であるならば「何をするか」ではなく、専門家に相談をするように勧めてほしい。
打撲や捻挫をしたら冷やすのは、異常を検知した体が脳に状況を知らせるために痛みを伝える物質を作り出すので、それを作り過ぎないようにしたいのだ。
そのためには氷水で思いっきり冷やして、患部の周囲の血管を収縮させ身体機能を一時的に低下させるんである。
お客様からは「買わないでごめんなさい」と言われたけれど、「構いません」と答えた。
お客様から、高校生の子供の風邪の相談を受けた。
数日前に発熱したものの、熱を測ってしまうと部活を休むことになるからと言って、測っていないそう。
主訴は色のついた鼻水と喉の痛みの他に、体のだるさも感じているとのことだった。
お客様自身が『ヒストミンゴールド液プラス』を選んで手に持っていたので、体のだるさには適応することを伝えたうえで『ストナ去たんカプセル』と『パブロン鼻炎カプセルSα』を紹介したところ、一旦『ヒストミンゴールド液プラス』のみを購入してお帰りになったのだが、しばらくして戻ってくると『パブロン鼻炎カプセルSα』もお買い上げになった。
風邪をひいたら体を休めるのが一番なのだが、それ以上に内臓を休めることも重要なので、食事は消化のしやすいものにするよう伝えた。