風邪でも鼻炎でも胃腸の不調も、温かいほうが体は活動しやすい

 お客様が『ムヒこども鼻炎シロップ』をレジに持ってきたさいに咳があるか確認すると分からず、奥さんから頼まれたというため電話していただきき、咳があると分かったのでそのままお買い上げいただいた。
 主訴は鼻炎ではあるけれど、咳止めにも役立つ成分が入っているから。
 もし咳が無くて鼻炎の症状だけならば、薬を使わずとも温かい物を飲ませて、下半身に厚着をさせ、お腹周りの保温をするだけで治る可能性がある。
 ただ子供は2歳だそうだから、市販薬が年齢的に使えるとしても、病院を受診することを念頭に置いておくように伝えた。
 また、体内が冷えてる可能性をお話して、やはり体を温める工夫はするよう勧めた。

宇津こども鼻炎シロップA

 若いお客様が『パブロンSせき止め』を購入されたけれど、一週間ほど続いているというお話で乾いた咳をしており、込み上げてくるというため、体内が乾燥している可能性を説明し、上半身を潤す『麦門冬湯』を紹介した。
 すると、家にあって飲んだものの効かなかったというため、併用してみるよう提案した。
 病院から処方されている場合には「適宜増減」という使い方もするので、本当は『麦門冬湯』の回数を増やしたいところなのだけれど、そういう指示は医師から処方されている場合に限られるから店頭では案内できない。
 ただ、体内が乾燥してるのは『パブロンSせき止め』に入っている成分の副作用の可能性も考えられるし、胃熱を起こしていて、被さっている肺が乾燥しているとも考えられるので、消化に良い食事をするよう勧めた。
 特に気をつけなければならないのは、咳をすると体力を消耗するから、脳は「お腹が空いた」という信号を送ってくるが、それに騙されないようにしなければならない。
 お客様はシャワー派だとのことで、「入ったほうが良い?」と尋ねられたため、体には免疫機能や細胞を活性化するために炎症したい理由があり、それを補助する方が炎症は軽くなるとお話した。

パブロンSせき止め

 お客様が『ハリー胃腸内服液』を購入されるさいに、効果を高めるためには体を温めるよう勧めるとシャワーのみというため、浴び方を教えたのだけれど、なんだか戸惑わせてしまったようだ。
 シャワーを正面から浴びても肋骨で内臓が守られているから、太い血管と中枢神経が通っている背中の側に浴びるのが良い。
 少しでも長く浴びるために、背中をシャワーに向けて頭や体を洗って時間をかけるとなお良い。
 太い血管が温められれば血流は良くなるし、中枢神経への刺激はマッサージをするとの同じリラックス効果があり疲労回復にもなる。

ハリー胃腸内服液

 お客様が『新コンタック600プラス』を購入されヒアリングしたところ、鼻水に効いてはいるものの続いているというため、内臓が冷えてる可能性をお話した。
 同じ鼻炎と言っても、鼻水と鼻詰まりとでは起きている現象と原因が異なり、鼻水は胃が冷えていたり弱っている可能性が高く、鼻詰まりは鼻の奥の血管が炎症して膨らんでいて、胃炎による熱が昇っているケースもある。
 ただし対処法は共通していて、基本は「頭寒足熱」である。
 この場合の「足」は、お腹周りも含めた下半身で、入浴や厚着をすれば内臓が温まり、血流によって熱が偏らずに循環し、鼻水にしても鼻詰まりにしても軽減することができる。
 お客様は入浴せずシャワーのみだというので、浴び方を教え、積極的に温かい物を飲むよう勧めた。

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