お客様から、ギックリ腰か分からないが、たまに腰が痛くなり、その時は予感がするというため『コムレケア』(芍薬甘草湯)を紹介したところ、購入された。
症状が起きるときの参考になるかもしれないので、気圧アプリの『頭痛ーる』を紹介した。
私もスマホ入れてみて分かったのは、晴れている日でも気圧が急激に下がる事があるらしいこと。
仕事や私用のスケジュールを組む時に、後回しにするか前倒しにするかの参考にしている。
まぁ、性格からいって、たいたい後回しにしてしまうんですが(^ω^;)
あと、気圧が落ちているのをグラフで見て、むしろ気持ちまで落としてしまう事があるので、使い方には気をつけましょう。
それはともかく、お客様は整体に行っていて、そこでは“Oリング”をやっているという。
まさか店頭で、トンデモ医学のキーワードを耳にする機会に恵まれ、もとい遭遇することになると思わなかった。
説明するのも馬鹿らしいが、人間の体は身体に良い物と悪い物とを潜在的に区別する能力を有しており、患者の片手を何かの物質に触れさせ、もう片方の手の親指と人差指でアルファベットのOの形を作らせ、施術者が力を込めてOの指を開こうとした時に、開けば身体に悪い物、開かなければ身体に良い物と判定するというのが一般的(?)なやり方。
そんな理論、水や塩で判定してみれば、すぐに成立しないことが分かるというか破綻してしまうのに。
だって人間の身体は、水分と塩分が不足すると死んでしまうくらい両方を必要としている。
つまり、身体に良いものとなる。
けれども同時に人間は、塩分を摂り過ぎると高血圧を招くなど健康を害するし、水の中では生きていけず溺れ死んでしまう。
胃酸の出過ぎを抑える胃薬や下痢止めの薬に使われるロートエキスは、ハシリドコロと呼ばれる毒草から採取され、その名前の由来は苦しさで「走り回って死ぬ」と伝えられている。
Oリングなんて信じていたら、それこそ適切な治療を受けられずに命を落としかねない。
そんなお話をしたい気持ちをグッとこらえて、これからもまた来店して相談してもらえれば適切な案内ができるかもしれないからOリングについてはコメントせず、整形外科などの病院も受診しておくようにだけ伝えた。
私も、大人になったもんである( ^ω^ )←40歳も後半になって
若いお客様が『サロンパス』を選ばれたけれど、鎮痛剤としては弱いことを伝えると興味を持たれたのでヒアリングしたところ、手首が痛むという。
そこで、鎮痛剤として一段強めで浸透力もあるフェルビナク製剤と、さらにその上の鎮痛効果があり血液の中にまで成分が入っていくジクロフェナクトリウム製剤を紹介した。
患部が動かす部分でもあるため塗り薬を提案するも、貼る物を希望されたから、『ホームパスフェルビナ5.0』を案内して、お買い上げいただいた。
親子のお客様が来店し、母親の尿漏れに飲み薬を希望され『ユリナール』(清心蓮子飲)を紹介したが、整形外科に通院してるというため処方薬でもあるので、担当医に相談してみるよう勧めた。
また、加齢によるものと考えられるから『牛車腎気丸』も紹介した。
科目が違うから直接は処方してもらえないかもしれないが、他の病院を紹介してもらえるかもしれず、現代の日本は医師の専門性が高まっている分だけ、他の科目との連携が課題となっており、診てもらっている以外の症状もあることは知っておいてもらった良い。
科目が違うからと他の症状を相談せず、そのまま別な病院にも行くと、お薬手帳に薬歴は残ったとしても、総合的な病歴の把握が難しくなってしまう。
若いお客様が、体温計と『OS-1』を購入されるのでヒアリングしたところ主訴は下痢というため、食事を控えつつ水分と塩分を摂るために、インスタント味噌汁やインスタントスープを食事代わりにするよう勧めた。
そして、体温計については発熱した場合、スマホで撮っておくか日時と体温をメモしておくようお話した。
いざ病院に行ったさいに、受診するまでの体温の経過を尋ねられても、正確に答えられる人はまずいない。
分かるのはせいぜい、「○○度くらい」という曖昧な答えと、当日に病院で診察前に測った体温だけだろう。
しかし、医師の側からすれば自分が診察する前の「経過観察」の情報が知りたいものなのだ。
同じ発熱の仕方が数日続いているのか、昼間と夜間での体温の違いはあるのかなど、推理するには情報は少しでお多い方が良い。