お客様から『リポビタンゴールドV』と『リポビタンゴールドX』の違いを尋ねられ、前者の生薬は植物がメインで指定医薬部外品であることと、後者は精力剤となる反鼻(マムシ)など動物性の生薬が入っていて医薬品であることを説明した。
一概には云えないが、効果の点では医薬品のほうが期待できるし、『リポビタンゴールドV』が血流を良くして体を温めて身体に頑張らせるのに対して、『リポビタンゴールドX』は胃腸の働きを助け体の下支えをする内容になっている。
前者の方は身体に勢いをつけるのに向いていて、後者は長丁場になる場合に適応するだろう。
使わせたいのは17歳の子供だそうで、他にタウリン系と生薬系の使い方の違いをお話したうえで、目的によって選ぶ物が変わると伝えたところ、本日はお帰りになった。
頼まれた訳ではなく、本人の状態は分からないようだった。
短期決戦か長期戦かというのは重要な情報で、タウリン系はやはり最後の頑張りに使うのが効果的だし、生薬系の方はこれから何かを始めるとか先が長いといきに適しており、その生薬にしても系統によって目的が変わるのは先に書いた通り。
栄養ドリンクを人にプレゼントしようとする人がいるけれど、ビックリさせるのが目的じゃないはずだから、ちゃんとヒアリングしてきてもらうか、本人を店頭に連れてきてもらいたい。
常連のお客様が『ユンケル黄帝液』と『ユンケルDFC』と『ユンケル黄帝液L』との違いの質問を受け、Lにはマムシが入っていないことと辛味が弱いこと、DFCはノンカフェインを意味し、身体を休めるのに向いている。
他に『ヘパリーゼプラス』と『ヘパリーゼドリンク2』の違いも尋ねられ、後者の方が生薬の種類が多いことを説明し、今回は『ユンケル黄帝液』の10本入りを購入された。
やや高齢の客様が『OS-1』を購入されるさいにヒアリングすると、下痢を起こしていて、すでに飲んでいるとのことだった。
下痢の時に使うのは良いこととお話したうえで食事を控えるよう勧めたところ、うどんなら食べて良いかと訊かれたため、形のある物は駄目ですと答えた。
しかし水分と塩分を摂りたいので、インスタント味噌汁やインスタントスープなど、具の無い物を勧め、栄養ドリンクの中では胃腸障害に適応する『ヒストミンゴールド液プラス』を紹介すると、一緒に購入された。
ちなみに『OS-1』は他の経口補水液やスポーツドリンクと異なりミネラル成分が多く、それは腎臓に負担がかかるので、熱中症の予防のつもりで症状も無いのに飲まないよう気をつけてもらいたい。
食品の宣伝文句に「ミネラル豊富」と書いてあったりするが、摂り過ぎは身体に良くないんである。