夫婦のお客様が『ヴィックスヴェポラップ』と『コルゲンうがい薬』を見ていたので気にかけていたところ、どちらも子供でも使えるか質問されたので大丈夫ですと答えた。
子供は5歳で、病院の処方薬を使い切ったそうだが内容は不明で、お薬手帳は家に置いてきてしまったとのこと。
湿った咳をしているそうだから内臓が冷えてることが考えられ、『カンポアズマ』が使えそうに思いだが年齢制限に引っかかるため、『五虎湯』を案内してお買い上げいただいた。
温かい物を積極的に飲ませることと、入浴を勧めると入ってるというため、それは良いこととお話をした。
長ズボンを履かせて腹巻もさせるともいうので、さらに良いことですねと伝えた。
お客様は、お薬手帳アプリすれば良かったと言われたけれど、それはそれで問題があることをお話しした。
例えば店頭ではお客様のスマホを覗き込むことになるし、画面をスクロールするのにスマホを触られるのを嫌がる人もいるだろう。
手渡すということでは紙の手帳でも変わらないが、心理的な抵抗感は異なるはずだ。
また、スマホはロックを掛けてる人が多いだろうから、交通事故等の緊急時に本人が失神していたら開けないし、大規模災害では電源の喪失による使用時間の制限も考えられる。
お薬手帳をスマホアプリにした場合には、直近の情報だけでもプリントアウトしておくのが良いだろう。
お客様から頭痛と肩こりの相談を受け、以前に甲状腺の治療していたとのことで『エキセドリンプラスS』を使っていただいたところ、後で「痛みが軽減した」と教えられた。
ただ、身体はだる重くなったそうで、残念ながらそれは一緒に入ってる鎮静成分による副作用の可能性と説明した。
お客様から喉がイガイガするとの相談を受けたけれど、甲状腺の治療中とのことで、お薬手帳を見させてもらうと確かに甲状腺機能低下症の薬が処方されており、使える喉スプレーをと注文されてアズレン製剤を案内したたうえで、体内の乾燥が考えられるため上半身を潤す『麦門冬湯』を紹介し、保険の適用薬でもあることから、まずは担当医に相談してみるよう勧めるとお帰りになった。
科目が違うと困ってる症状を医師に伝えないということが多いから、相談することを優先してもらいたいと思う。
もし医師に伝えにくいのであれば、調剤している薬局に相談してみるという手もある。
今回の場合、喉のイガイガが処方されている薬の副作用ということも考えられるから、医師や薬剤師にフィードバックするという意味もあるので。