お客様から『桔梗湯』を求められ、うちのお店では取り扱っていないことを伝えると、他のお店でも置いていなかったとのことで、「あまり単独で使う物ではない」ことをお話しした。
お客様は、喉の痛みに以前に使って効いたとのこと。
患部を冷やしてくれるから喉の痛みに良いのだけれど、単独て使うとお腹まで冷やして下してしまうことがあるため、『葛根湯』や『桂枝湯』など、温める漢方薬と組み合わせるのが望ましい。
もし単独で使うのであれば、お腹を冷やさないようお湯で服用したり、下半身に厚着をしたりといった対策をして下さいな。
喉の痛みは冷やすだけではなく潤すことも必要なので、そう説明して『龍角散ダイレクト』や『銀翹散』を紹介してみしけれど、お帰りになった。
次のお客様は『ベンザブロックIP』をレジで持ってきたけれど、主訴は悪寒と関節痛で咳は無いとうため、鎮痛剤を提案しつつ『麻黄湯』も紹介したところ、そちらを購入された。
また今後の体力低下に備えて『柴胡桂枝湯』を紹介したところ、一緒にお買い上げ頂いたので、疲労を感じるようであれば併用できることを伝えた。
そして、風邪をひいて体を休めるというのは、内臓も含めてなことをお話しし、うどんやスープなどを勧めた。
夫婦のお客様から消毒用エタノールを求められ、無印とIPの違いの質問を受けたので、酒税法が関係していることを説明するとウケた。
要するに、無印は飲めてしまうため酒税がかかってる分だけ少し価格が高く、IPは添加物を加えて飲めなくしたから酒税が外れて安くなる。
厳密な使用方法を言えば、無印は口に触れる可能性のある身体の消毒に、IPは物の掃除にという事になるけれど、IPだってゴクゴク飲む訳ではないから体に使っても大丈夫。
ロシアの人たちの中には、靴磨きに含まれてるアルコールのために食べちゃう人もいるそうですが。
アルコール依存症って怖い(; ̄ω ̄)
お客様にはIPを購入していただき、インフルエンザ対策には手の触れる場所の拭き掃除を勧めた。
特に忘れがちなのは、スマホの画面である。
ただし、アルコールで拭いてはいけない機種もあるので事前に説明書やメーカーのサイトなどの確認を。