お客様が『アンメルツヨコヨコ』と『トクホンチールOX』を比較していて、前者をレジに持ってきたさいに主成分は同じでも後者には弱い局所麻酔が入ってる分だけ効果が高いと考えられることを説明すると、主訴は肩こりとのことで後者に変更となった。
成人の娘さんを連れたお客様が外用消炎剤の棚で成分が大きく異なる物を次々と比較していて、ジクロフェナクトリウム製剤の『フェイタスZα』を購入されるさいに用途を確認すると、ご主人がギックリ腰とのことだった。
同シリーズにフェルビナク製剤の『フェイタス5.0』があるが、それより鎮痛効果が高く成分が血液中にも入っていきやすいから、用途としても良い選択だと考えられる。
ただし、副作用が循環器に影響するため心臓や腎臓に疾患のある人は使用する前に担当医や薬剤師に相談しておくのが安全対策である。
貼り薬が、飲み薬や持病とも影響し合うことを知らない人が少なくないため、購入される前に確認しておかないとならない。
ご主人が腰を痛めたのは今日のことだそうなので、患部を冷やすよう勧めると『冷えピタ』で良いか訊かれたため氷水でと答えたところ、それまでツンケンした態度だったのが急に笑顔になってお礼を言われた。
お話を聞いてもらえて良かったけれど、どういう心情の変化のプロセスを辿ったのか今後の参考のためにも知りたいところ。
なお、『冷えピタ』や『熱さまシート』などは、あくまで「冷感」だから今回のようなケースはもちろん、発熱時やヤケドなどには役に立たない。
私は購入される方に必ず用途を確認しているのだけれど、やはり発熱やヤケドに使おうとしている人が何人もいて油断できない。
お客様から母親のギックリ腰に内服の鎮痛薬の相談を受け、他に使ってる薬は無いとのことで、その理由が「勝手に飲んではいけないと思った」というため「それは良い判断です」と伝えたうえで2種類の鎮痛剤を合わせた『バファリンルナi』を案内してお買い上げいただいた。
お薬手帳があれば、市販薬の成分表示も貼って、病院から処方されたことのある薬と一緒に一元管理するよう勧めた。