お客様から『新ビオフェルミンS』を求められ売り場を案内したさいに、『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』を紹介してみた。
乳酸菌は特定の菌のことを指すのではなく、乳酸を生み出す菌が乳酸菌と呼ばれている。
乳酸というと、スポーツをしている人は筋肉を使いすぎると乳酸が蓄積されることから、疲労の原因物質と記憶している人もいるかもしれないが、近年では過度の運動をするとリン酸が蓄積されカルシウムと結合し収縮筋の動きを鈍らせるのが疲労の原因と考えられており、乳酸はそれを回復させることが分かってきている。
ちなみに血圧を下げる薬の種類には、血液をサラサラにする物の他に血管を拡張するタイプの薬としてカルシウム拮抗薬というのがあり、それはカルシウムの働きを邪魔することによって血管が閉まって血圧が上がるのを防ぐ。
降圧剤を飲んでる患者さんに薬の種類を尋ねると「普通の血圧の薬」という答えが返ってきて困ってしまうのだけれど、同じ目的の薬でも、やってることは違うので、ちゃんと使っている薬を憶えておくか、つねにお薬手帳を携帯しておいてもらいたいところ。
おっと、話が脱線してしまった。
とにかく乳酸菌は種類が多く、その中には胃酸に弱い菌もあり、腸に辿り着くまでに多くが死滅してしまうのだが、納豆菌が乳酸菌を育ててくれるので、再び腸で増やしてもらおうというのが『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』である。
そう説明したうえで、『新ビオフェルミンS』をお買い上げいただいた。
夫婦のお客様から整腸剤を求められ売り場を案内したところ、奥さんが『新ビオフェルミンS』と『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』を比較し始めて迷われた様子なので、納豆菌の働きを説明した。
薬の売り場を尋ねられて案内すると、そのまま相談はされないでお客様自身で選ばれることが多いけれど、どうせならそのまま質問していただけると、お互いスムーズで良いと思います。
案内してすぐに商品の説明を申し出ても断られてしまい、それが重なると心が折れて自動販売機へと転向してしまう同業者もいるから、それはお互いにとって不幸なこと。
今回は『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』を買い上げいただき、菌が体の中で仲良くなるために一週間以上は服用を続けるようお話しした。
そう、どんなに体に良い菌だとしても、外から来たら体にとっては脅威なのだ。
乳酸菌の研究者さんからは、「糠漬けをしている家庭の菌には勝てません」と言われたこともある。
なにしろ家に居着いてる菌の方が、相性の良さは抜群だから。
そういう意味では、お気に入りのヨーグルトなどがあれば、むやみに新製品などに乗り換えないほうが良い。
先のお客様にも、そう伝えている。