幼児を連れた夫婦のお客様が『マードレトローチ』と『ヴィックスドロップ』をレジに持ってきたため、消毒系の後者は不要かもと伝えるとキャンセルになった。
『ヴィックスドロップ』も自分の唾で口の中が潤うから無駄という訳ではないものの、抗炎症剤と患部を冷やす桔梗が入ってる『マードレトローチ』を使うのであれば、余計な出費は抑えたほうが良いと考える貧乏脳(^_^;)
喉が痛む時には、炎症している患部を食べ物でこするのも良くないので、口の中で崩れやすい食事をするよう勧めた。
喉の痛みの原因が胃炎の可能性もあるし、もし風邪の前兆だとしたら体を休めるのと同様に内臓も休めて消化に使うエネルギーを体を治すために温存しておいた方が良い。
発熱して寝込んでからお粥やうどんなどに切り替えるのでは、手遅れとなる。
夫婦のお客様が来店し、『のどぬーるスプレー』をレジに持ってきたけれど、消毒系は炎症には弱いし、体を守る菌まで区別無く殺菌してしまうから、喉が痛むのであれば抗炎症剤のほうが適していますと説明したところ、アズレン製剤に変更となった。
患者はご主人とのことで、患部への刺激を減らすために柔らかくて消化しやすい食事を勧めた。
また、シャワー派だそうなので浴び方を教えた。
身体の方は患部を炎症させてウイルスなどと戦ったり修復する材料を血で運んだりしているから、入浴してしまうのが一番。
それでも環境的に入れない場合や、どうしてもシャワーで済ませたい場合には、太い血管の通っている背中側に浴びると良い。
できるだけ長く浴びたいから、シャワーに背を向けて髪や体を洗う。
この方法は背中にある太い神経を水流でマッサージすることにもなるため、そのまま疲労回復の浴び方にもなる。
お客様が『タナベ胃腸薬ウルソ』ご購入されるさいに、毎日の服用が効果的と伝えたところ、前に私が勧めたお客様で、使ってみて良い感じなため追加での購入だった。
すいません、人の顔を覚えるのが苦手で……(;´Д`)
お客様には、「使用した感じを教えていただけると、勉強になります」と伝えた。
『タナベ胃腸薬ウルソ』は、腸での消化に使われ身体の中で循環しているウルソデオキシコール酸を、車のエンジンオイルの交換のように新しい物と入れ替えることにより、消化力を改善する。
同じ胃もたれという症状でも、胃の機能が限界を超えたり消化力が落ちている場合と、腸の消化機能が低下していて胃に食物を腸へ送り込まないようストップをかけている場合とがあり、特に肉や脂は胃ではなく腸で消化されるため、食事の内容に思い当たれば『タナベ胃腸薬ウルソ』が適応する。
ただし、先にも書いたようにウルソデオキシコール酸を入れ替えるのが目的なので、単発で使うのではなく1日1錠を毎日、1週間以上は継続して飲むのが効果的。
また、市販薬なので効能を取得している胃腸の症状にしか使えないものの、ウルソデオキシコール酸自体は病院では肝臓の治療にも使われる薬だから、胃腸の不調という前提のもと飲酒をしている人に向いているとは考えられる。