やや高齢のお客様から、初めは喉の痛みの相談を受け、『ペラックT』が効かず、『イブA』も駄目だったという話を聞いた。
この季節に決まって起きるというから体内の乾燥を考え『麦門冬湯』を案内したところ、痰が詰まってる感じがするものの実際には痰は出ないというので、喉のつかえ感を主訴として『半夏厚朴湯』を勧めた。
季節の変わり目は体調を崩しやすいのと同時に、気温の変化や環境の変化もあって、精神的な変調もきたしやすい。
そして、その場合の薬の選択は難しいので、相談をして頂きたいところ。
まぁ、難しいので相談されても、外してしまう事もあるのですが(^o^;)
やや高齢のお客様から、目ヤニの相談を受けた。
朝起きた時に目ヤニが多く付くようになったというのだけれど、痛みや充血は無い模様。
失礼ながら、加齢によって角膜や瞼がたるんできて、それが刺激になって目ヤニを出している可能性をお話した。
けど、あまり得意な分野でないため、『ロート養潤水』を案内するのに留まってしまった。
次の選択として、『スマイル40プレミアム』も紹介してはみましたが。
疲労が主訴のお客様から、『命の母A』と『ラムールQ』の比較を、質問された。
処方として成立している漢方薬なら分かりやすいけど、生薬構成から判断するのは実は苦手(・_・;)
『A』の方は、鹿子草や芍薬に半夏など、神経を鎮める物が多く入っているため、身体的な疲労より不安神経症が顕著な場合に適応しそう。
『Q』の方はというと、地黄や生姜で体を温めつつ、陳皮や黄連で上半身を冷やす事で体内の熱の偏りを改善するようなので、精神的な疲労感が少ない身体的な疲労に効果を発揮しそう。
そう説明した上で、具体的な症状を尋ねてみたところ、寝付くまでに時間が掛かるうえ、中途覚醒してしまうという話から、柴胡剤を考えて『柴胡桂枝乾姜湯』を案内してみたが、今回は『命の母A』を試してみるとのことで購入された。
結局のところ、「試してみる」しかないのが薬の選択の難しさ。
できるのは、「当たる確率を上げる」ことだったり。
加齢により涙腺がつまり起こる現象です。年取ると涙もろくなっちゃって、これですね。でも、加齢なんて言うと、お客様怒ってしまうので、毎朝目のマッサージ、これでいいのでは。ドラッグストアの漢方は即効の漢方、お客様は待ってくれませんね。辛いところですが。
そうですねぇ、効能に「高齢者」とか書いてあると、紹介に困る時が(;´∀`)
涙腺のつまりは、失念してました。