お客様が外用消炎剤の棚で成分の違う物を見較べていたようなので声をかけたところ、『サロメチール』を探しているとのことだった。
うちのお店では取り扱っていないことを伝えると、16歳の子供が50キロマラソンの指導者から受けた通達とのお話で、処方の似た『トクホンチールOX』を案内し、持ったまま走るというため、容器が小さく急性症状に使うインドメタシン製剤の『バンテリンEX液』を紹介し、お買い上げいただいた。
そして、マラソンを終えて帰ったら足を氷水で冷やすよう勧めた。
しばらくすると、また同じ目的のお客様がいらっしゃったので『トクホンチールOX』を勧めたところ、お買い上げいただいた。
それにしても、その指導者とやらを説教したいから、ちょっと連れてきてもらいたい。
おそらく『サロメチール』のパッケージに「スポーツ前後の筋肉ケアに」と書いてあるからなんだろうけど、主成分は『トクホン』や『サロンパス』などと同じで、そこに局所麻酔剤の他に血行を良くする成分と炎症を抑える成分が加わっているだけだから、似た処方の薬を探せば良いだけ。
特定の商品を指定して、指導下にある子供たちを混乱させるような真似はヤメレ( ̄へ ̄;)
お客様から『タイガーバーム』を求められたけれど、輸入業者が変わって取り扱いが無くなったことを説明した。
他の店も2軒回ってみて、見つからなかったとのことだった。
「スースーするのが欲しい」といういめ、『メンソレータム』を『タイガーバーム』に似た物として紹介したうえで、主訴は肩こりというため『トクホンチールOX』を案内した。
すると『トクホン』は効かなかったと言われたけれど、『タイガーバーム』の方が痛みを軽減する成分は入っていないことを説明すると、病院には行くとのことで『メンソレータム』を購入された。
「効くと思って使う薬は効く」という事があるから、痛みを軽減する成分が入っていなくても良いという考え方はある。
お客様には、上半身の血流を良くするために『葛根湯』を使ったり、入浴も勧めてみたけれど、目的の薬以外のことは耳には入らなかったようだ。
お客様からテーピングを求められ用途を確認すると、イボに貼っている絆創膏がズレるのを防ぎたいとのことだった。
しかし詳しく話を効くと患部に芯があるようなので、イボではなくウオノメの可能性がある。
そうお話したうえで、周囲を覆って固定するフィルムタイプのテープを案内し、お買い上げいただいた。
ただ、長患いなっているようなので、やはり病院を受診するよう勧めた。