お客様から、『チオビタドリンク』のバラで常温の物を求められたのだけれど、すべて冷ケースに入れてしまったことを伝えると、一旦は諦め雑誌のみを購入された。
そのお会計のさいに、多くのお客様が冷やした物を希望されるため冷ケースに入れてしまっているけれど、本来は常温で飲んだ方が効果的なことをお話しすると驚かれた。
冷やしているとは云え、冷凍している訳ではないから、常温に戻しても大丈夫と教えたところ、お買い上げいただいた。
お客様としては、冷たい物が苦手だから常温をと思っていたらしいけれど、腸は体温より低い物を受け付けないので、冷たい物を飲むと胃に留めておくか、反対に早めに排泄させようとしてしまい、充分に栄養を吸収できない。
冷たい物を飲み過ぎるとお腹を壊すというのも、同様の理由で、『OS-1』などの経口補水塩も常温が望ましいのだけれど、これまたお客様のニーズに合わせて冷やしているのが現状。
お客様のニーズに合わせた結果、望ましくない状態で販売することになっているのは問題だと思う。
お客様が、 『OS-1』は不味かったというので、それは身体が不要だからと考えられることを説明した。
カスタマーセンターを通じてお客様から問い合わせがあり、間違えて買ったドリンク剤の封を開けてしまったが返品か交換できないか、との内容だった。
もちろん、お断りしたけれど「でも」「だって」と続いて電話を切っていただけないため、商品について詳しく尋ねてみると『キューピーコーワαドリンク』を買うつもりで『キューピーコーワiドリンク』を購入したとのことだった。
パッケージの色が違いのに、どうして買い間違えたのか( ̄ω ̄;)
しかし、『キューピーコーワiドリンク』は眼精疲労への適応を謳っているけれど、軟骨の修復に使うコンドロイチンが角膜の修復成分でもあるように、皮膚の再生を手伝うビタミン剤が目にも効果があるように、成分の一つ一つについて一般的な疲労回復にも適応することを説明し、決して眼精疲労にしか使えない訳ではないことをお話したところ、納得していただけたようだ。
やはり、目の疲れにしか効かないと思っていた模様。
こういうこともあるから、買い慣れてるつもりの物でも、私たち登録販売者か薬剤師にひと声かけて、目的に合っていそうか確認してもらいたい。
場合によっては、別な候補も考えられますし。
子供を2人連れたお客様が、医薬部外品ドリンクの棚で選んでいて迷っている様子だったため、医薬品もあることをお話しすると移動して見に来てくれた。
主訴は肩こりと疲労で、『ケンラク内服液』と『リポビタンゴールドα』を比較し、血行を良くする成分が多く入ってる後者をお買い上げいただいた。
また、『葛根湯』も肩こりに使えることを伝えると、風邪でしか使えないと思っていたようなので、上半身を温めて血行を良くすることを説明した。
また、『葛根湯』は出先が寒い場合に身体を温めるのにも役立つので持ち歩くことを勧め、疲労には内臓の働きを助けるのも大事なことをお話して『柴胡桂枝湯』も紹介した。