薬を飲むタイミングの「食間」「食前」「食後」っていつ? 特定の銘柄の薬を足で探すのは難しい

 お客様から胃薬の棚を尋ねられ、売り場に案内しつつヒアリングすると、胃のむかつきとのことで食べた直後に痛みも感じるというため胃の機能が低下している可能性お話して『スクラート胃腸薬S』と『セルベール整胃』を勧めたところ、前者をお買い上げいただいた。
 飲み方を訊かれて、「食間」を「食事と食事の間の時間」と説明したら、「食間ってそういう意味!?」と驚かれた。
 どうやら、食事中と思っていた模様(;^ω^)
 ありがちな勘違いではある。
 目安としては、前の食事か次の食事の予定とは2時間くらい離れているのが理想。
 現在なら、スマホの目覚まし機能やカレンダー通知機能などを利用するのが良いだろう。
 ちなみに、「食前」は30分くらい前なので食事の用意を始めるタイミングと思っておけば、まず間違えることは無いはず。
 そして「食後」は30分以内だから、もう食事が目の前に並んでいたら薬も並べておいたほうが、忘れないのではないかと思う。
 お客様には、お雑煮は温かくて具も身体に良いけれど、お餅は消化に悪いので避けるようにと伝えた。

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 やや高齢のお客様から、かすみ目に『スマイル40プレミアムDX』と『Vロートアクティブプレミアム』の比較を尋ねられ、痒みや充血などが無ければ前者が適応することを説明した。
 また、価格と効き目は比例しないことをお話して、『養潤水』と病院で処方されることの多いビタミンB12の『ソフトサンティアひとみストレッチ』を紹介した。
 それから内服薬として『牛車腎気丸』を紹介したところ、多くの薬が処方されていると分かり、まず担当医に相談することを勧めた。
 目薬も成分について治療中の病気や処方されている薬と関係するため、お薬手帳を普段から持ち歩くようお願いすると、本日は買わずにお帰りになった。
 普段から持ち歩いていれば、出先で事故に遭って気を失っている場合でも救急隊員や医師が確認しやすいし、大規模災害によって避難所暮らしになったときに特例として医師の診察を受けなくても薬を受け取ったり、救援物資に積み込みを依頼したりできる。

 若いお客様が『ホットアイマスク』を購入される前に、外用消炎剤の棚を見ていたので声をかけてみたところ、『ロイヒジェル』を探しているというので調べてみるとフェルビナク製剤だったため、『ディフェンダゲル』などが同じ処方であることを説明した。
 特定の銘柄を足で探すのは難しいことと、どうしても同じ銘柄が欲しい場合は、適応しそうか店頭で相談してからネット通販を利用するよう勧めた。
 よく売り場をぐるりと見て回って、何も言わずに立ち去る人がいるけれど、そのうちの何人かは同様に何か特定の銘柄を探しているのだろう。
 でも薬には同じ処方の別銘柄は多くあり、売り場のスペースは限られるため、同じ処方の薬を何種類も置くことはできない。
 また、先述したように探している薬が症状に適応しているかは分からない。
 そして、お店によって薬のレイアウトが違うから、同じジャンルに並んでいるとは限らない。
 例えば『オロナインH軟膏』は皮膚に使うから皮膚薬の棚にあるお店もあれば、処方内容はワセリンに消毒薬を合わせた物なので消毒薬の棚に置いてある店もある。
 たまに、お客様が友人同士とか家族とできていて「○○無いね」と一緒に来て帰っていかれるのだけれど、実は置いてあるので教えようと思っても、お客様の足が早くて追いつけないなんてこともある(^_^;)

 お客様から『新キャベ2』と『液キャベ』の違いを尋ねられ、胃もたれがあり、これから飲み会に行くというので後者の方が飲酒に向いた処方であることを説明した。
 また、お酒の好きならばと『タナベ胃腸薬ウルソ』も紹介してみたけれど、価格が高いというため飲み会向けに『五苓黄解』を案内すると、そちらを購入された。
 事前に牛乳を飲んでアルコールの吸収を遅らせることや、刺身のツマの大根とか揚げ物についてくるキャベツが胃薬として働くので積極的に食べるのが良いことを伝えると、それはご存知だった。

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