お客様が『サロンパス』を購入されるさいに比較的弱い薬であることを伝えたところ、特に返事も反応も無かったためお家計を済ますと、一旦お帰りになろうとし、戻ってきてから「強いのは?」と質問をされたので鎮痛効果が少し上で浸透力のあるフェルビナク製剤の他に、もう一段階鎮痛力の高いインドメタシン製剤や、鎮痛効果と浸透力がともに高いジクロフェナクトリウム製剤があることを説明をした。
そこへ他のお客様がいらしたので対応してる間に、お帰りになってしまった。
うーん、『サロンパス』を購入したことを後悔してる表情だったような気もする。
だから、お会計を始める前に確認したんだけどなぁ。
ウンともスンとも言わないもんだから、こちらとしてもお会計を進めて良いものか迷った。
尋ねられることを想定していなくて、固まっちゃったのかな。
なんだか申し訳ない(´・ω・`)
子供2人を連れたお客様が『ロートアルガードこどもクリア』を購入されるさいに誰が使うのかを確認すると、2人一緒に使わせるというので、感染のリスクを考えると別々に分けた方が良いことを伝えた。
こういう思いがけない使い方を考えてるお客様がいるから、何かしら声をかけないまま薬を販売するなんて怖くてできない。
それでもお客様の選択を止めることまではできないのでお会計を進めながら、上の子供に目薬の使い方を教えたけれど、2人一緒に使うことを咎めたこともあって、表情からするとお客様には嫌がられてしまった模様。
目薬の点し方は、テレビなどでの医師の解説では目を閉じて目頭を指で強く抑える方法を教えているけれど、やってみるとあれは案外と難しく、必ず手を洗ってから使うとも限らないため、私は以前に製薬メーカーの研究員さんから教わった簡単な方法のほうを推している。
目薬を閉じたら、静かに目を閉じて少し下を向き、1分以上待つ方法だ。
できれば、5分かけたほうが「より勿体なくない」とのこと。
やってはいけないのは、顔を起こしたままでいることと、瞬きをすること、そして目から溢れるのをティッシュに吸わせること。
顔を起こしていると目の後ろから鼻と喉への流れて薬剤が目に残らないし、瞬きをしては睫毛に薬剤が持っていかれ、ティッシュに吸わせると浸透圧でかなりの量が持っていかれてしまう。
やや高齢のお客様が『パブロンゴールドA』をレジに持ってきたさいに、使う場合には相当に咳き込んでるとき説明したら、いつも使っていて家族みんなで使っているというため、家族でも症状が同じとは限らず、年齢や使うときの体力の消耗具合でも薬を分けたり、常備は解熱鎮痛剤と鼻炎薬と咳止めというように症状別に揃えた方が良いことを説明したところ、少しでも体に優しい風邪薬をと希望されたので、『パブロンSα』を提案し、変更となった。
こちらは、含まれる解熱鎮痛剤が胃腸障害や脳炎を起こしにくいアセトアミノフェンで、咳止め成分の一つが非麻薬成分になっている。
最初にお話したときに苦笑いされたのは、商売の為に押し売りされると思われたのかもしれない。