鎮静成分入りの鎮痛剤で眠くならなくても油断しないで! 体調が変だと思ったら、まず食事の変更から

 お客様から頭痛薬を求められ売り場を案内したところ、以前から使っているとのことで『イブクイック頭痛薬』を購入された。
 ただ鎮静成分が入ってることは知らなかったようで、起きている頭痛はズキズキする偏頭痛のタイプというため胃の不具合と関係することを伝えると驚かれた。
 鎮静成分入りでも眠くなったことはないから車の運転も大丈夫と油断してる人がいるようだけれど、認知機能が低下するので、咄嗟の判断力が鈍る。
 例えば、居眠りしていなかったのに信号を見落とすということは起きる可能性があり、そしてそれは薬の影響と証明できない限り本人の過失となるし、もし薬の影響と証明できたとしても、今度はその薬を使って運転していたことが罪に問われかねないから、くれぐれも使うこと自体を注意してもらいたい。
 そしてお客様には、ズキズキするタイプの頭痛が起きている日にの食事は、消化に良い物にするよう勧めた。

 お客様から『四物血行散』を求められたけれど取り扱っていないため、近くの医薬品コーナーが有るホームセンターと、ドラッグストアーに問い合わせたところ後者のお店にあると分かり紹介した。
 ただ主訴は気圧性の頭痛で、「ネットで見た」というので血流の改善で考えると適応するものの、湿度の上昇による水分代謝の異常も考えられ、入浴して体が温まると気持ち悪くなるという話もあったことを考えると、『呉茱萸湯』『五苓散』も候補になることをお話した。
 そして、よく「ストレスが胃に来る」と表現されるように、気圧の変化が胃を不調にして頭痛になっているとも考えられるので、症状が起きたら食事を寝込んだ時のメニューに切り替えるよう勧めた。
 また、漢方薬での対処を望んでいるようなので、ネットの情報に頼らず専門家に診てもらうのが良いとお話して、近所のの漢方を得意とする病院も紹介した。

 高齢のお客様からうがい薬を求められ『イソジンうがい薬』を案内すると、小容量の物しかなくてガッカリされたので、うがいは水道水でも充分なことを伝えると、喉が弱いとのお話だった。
 そうであれば、なおさら『イソジンうがい薬』は体を守る菌も殺してしまうし、喉を痛めやすいというけれど抵抗力がちゃんとあって外敵と戦っているとも考えられる。
 また、喉の異変は胃炎などの可能性も考慮したほうが良いので、そういう時には食事をあまり噛まないで済む胃に優しいメニューに変えるよう勧めた。
 使うのは家族らしく、さきほどの私の説明を「言ってみます」と、お帰りになられた。

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