若いお客様から『ロキソニン』を求められ、同じプロピオン酸系で化学構造式の似たイブプロフェンで代用できる可能性が高いことをお話したところ、偏頭痛だというため胃の不具合と連動すると考えられるため食事に気をつけるよう伝えた。
しかし、レジに雑貨を抱えたお客様が並んでしまい詳しくヒアリングできなかった。
もう少し、お客様から相談を求められればレジを他の人に代わってもらう事もできたのだけれど。
高齢のお客様から排便時の出血の相談を受け、痔の出血かと思い『プリザエース』を案内したうえで、排便時の滑りを良くする『オイルデル』を提案したところ、使うのは100歳の母親とのことだった。
そのため、内服薬を使うより排便前にオリーブオイルやゴマ油を肛門に塗る方法を塗る方法を提案すると、大丈夫か心配されたので「食べられますから」と答えた。
「買わないのに、すいません」と謝られたけど、構いませんよー(ヾノ・∀・`)ブンブン
お客様から浣腸を求められ、使うのは初めてというためヒアリングすると、便秘によって腹痛になり、コロコロ便というのでストレスによる痙攣性便秘の可能性をお話したところ、『酸化マグネシウム』が効かなかったと分かり、便の量を増やして柔らかくする『サトラックスビオファイブ』と、鎮静作用と鎮痙攣作用によって便秘にも下痢にも使える『桂枝加芍薬湯』を紹介した。
今回は、『桂枝加芍薬湯』を試していただくことになったのだが、どうも今まで1日2食だったのがリモートワークで3食になってから便秘になったそうだ。
食べる量が増えたのに便秘になるということは、やはりストレスによるものか。
すると、子供の面倒を見るのも関係するかもしれないので、病院を受診した場合には医師にプライベートなことも話した方が改善のヒントを見つけてもらえると伝えた。
もちろん、市販薬を買うときにもである。
お客様からは、漢方薬は効くまでに時間がかかるか訊かれたので、そんなことはありませんと説明した。
「風邪の初期には葛根湯」と言われることがあるように、早く効果が現れる漢方薬は少なくない。
それから、人間は立っていると直腸に蓋がされるような構造になっていて、それにより漏らしにくいのだが、便座に座っているときに背筋を伸ばしていると同様になってしまうため、和式便器をまたいだときのように足を台に置くか、膝に胸がつくくらいに前かがみになったほうが排便しやすいことを教えた。
ちなみにその応用で、急に便意を催した場合にはお腹を押さえて前屈みにならずに、背筋を伸ばしていると我慢しやすく、トイレに辿り着いて下を脱ぐ時にも、うっかり前屈みにならないよう注意すれば悲劇を回避できる。