お客様から成人の息子さんの湿疹ということで相談を受けたのだけれど、痒みは無く、肩にシミのようになって既に半年以上は経っているという。
必要なのは皮膚の再生だろうから、血流を良くして保湿するヘパリン類似物質の『ピアソンHPクリーム』を紹介したうえで、先に病院を受診するよう勧めるとお帰りになった。
事例の一つとして自分の恥ではあるのだけれど、指にブツブツとした膨らみが現れて痛くなり、病院に行ったら医師からひと目でシモヤケと診断された時のことをお話した。
それまで私がイメージしていたシモヤケは、赤黒く腫れてジンジン痛むか、弱ければ痒み程度と思っていたので、何かの菌に侵されて化膿したのだと思い、患部の赤味が強かったから抗生物質とステロイド剤を合わせた『クロマイP軟膏』を使い、まったく改善が見られなかったのだ。
医師からは「早く来れば良かったのに」と言われ、『クロマイP軟膏』を使ったことは笑われてしまった(´・ω・`)
だから、酷くなったら病院へ行こうではなく、治療するか薬を処方してもらうかは医師から提案されてから決めれば良いことで、まずは専門家の見解を求めるために先に病院に行くという選択肢は検討しておくべきという次第。
子供を連れたお客様から、さらに下の子供がパンツが擦れてかぶれていると相談を受け、油脂でベタついて患部を守る『ポリベビー』が自宅にあればとお話したところ、似たような薬も無いというため、やはり患部を保護するのに適している『フェミニーナ軟膏』を紹介して、お買い上げいただいた。
入浴してるそうなので、汗疹(あせも)などは湯船に入った方が詰まった汗腺が開いて治すのに良いから、季節が暑くなってきても続けるよう勧めたところ、母親が「パパに教えてあげよう」と子供に言っていたので、本人が入浴を渋る場合に備えてシャワーの浴び方を教えた。
シャワーを正面から浴びても特に身体に良いことはないから、太い血管と太い神経の通っている背中側に浴びるのだ。
すると血流が良くなって老廃物を回収したり栄養を運ぶのに役立ち、シャワーの刺激がマッサージとなってリラックス効果もある。
お客様が『ケアノキュア』を見ていて、購入されるのが『セナキュア』だったため、成分が違うことと成分的に顔や手などには使わないようお話した。
『ケアノキュア』が炎症を抑えるのを主目的としているのに対して、『セナキュア』の方は皮膚をわざと腐らせて新陳代謝を促すのだ。
メーカーとしては同じシリーズとして売り込みたいんだろうけど、やってることが違うのに名前が紛らわしすぎる。
お客様は患部に痒みは無いそうなので、適応すると思われることを伝えた。
入浴はしているというので、毛穴や汗腺を開くのにも新陳代謝にも良いことをお話した。
入浴が養生法になっていることを意識してもらったほうが、暑い季節にもシャワーで済ませずに入浴してもらえると思うので。