お客様から風邪薬を求められヒアリングしてみると、主訴は鼻水と夜中の咳というため鼻炎薬も咳への効果が期待できることを説明して提案したけれど、ご自身で何故か喉風邪の『ルルアタックEX』を選んで購入された。
鼻風邪ということであれば『ルルアタックNX』を選びそうなものなのに、喉の痛みもあるということか。
胃から喉を通ってつながっているから、鼻炎や咳は胃の不具合とも関係することを伝えると、『キャベジンコーワα』と一緒に飲むのはどうかと尋ねられ、併用すると鼻炎を抑える成分の効き目を落としてしまうから避けるように説明した。
むしろ、食欲があっても食事を消化の良い物に切り替えて量を控え、胃を休ませてあげるのが養生法となることを伝えた。
お客様が『ムヒこどもかぜシロップ』をレジに持ってきたけれど、患者は6歳の子供で主訴は咳だとのことで、家に『ムヒこども鼻炎シロップ』があるというため咳への効果も期待できることを説明したところ、発熱が心配というため併用できる解熱剤として『バファリンルナJ』を案内すると、そちらを購入された。
風邪薬は、いわば解熱剤と鼻炎薬に咳止め薬を合わせた全部入りで、起きていない症状の成分を先に飲んでおくという使い方をすると、身体の方は不要だった成分の処理のために無駄なエネルギーを消費してしまう。
エネルギーの消費ということでは、食欲があっても消化に意外とエネルギーを使うので、食べ過ぎに気をつけることと、昨日は入浴を止めたというため、自身のエネルギーを温存するのには入った方が良いとお話をした。
風邪をひいたらお風呂を控えるというのは、家に風呂があるのが珍しかった時代に、銭湯帰りの湯冷めを避けるためで、よほど発熱しているとか体がだるいとうことが無ければ、外から温めるほうが良い。
また、発熱しても元気そうなら心配はいらないとも伝えた。
発熱は単純に数値上の体温だけでなく、それで自覚的に苦しいかどうかのほうが重要。
微熱でもグッタリしているようなら、警戒しなければならない。
子供を連れたお客様から口内炎の相談を受け、患者はご主人で唇の裏側との事だったかから、軟膏にパッチタイプとスプレーの他に内服薬など総動員で案内したけれど、本人の希望は分からないとのお話だった。
症状を一番知りたいところだけれど、剤形の好みというのも重要な情報。
頼む方も頼まれる方も、相互確認しておいて下さいませ。
お客様から『チョコラBBプラス』でも良いか尋ねられ、炎症が強い場合には力不足と答えたところ、よく口内炎になるというため神経性胃炎とも関係することを説明し『半夏瀉心湯』を紹介すると購入を決められた。
他に、高校生の息子さんが学校から帰ってきて今までに経験したことのない頭痛と言っており、バレー部で練習していたというため、熱中症かもしれないと伝えた。
部活はスパルタ式で、水分補給が出来ないとのことで『ポカリスウェット』などのスポーツ飲料で良いか尋ねられ、体に吸収されやすくするため噛むように飲む方法を教えた。
ゴクゴクと飲んでしまうと、腸が一度に吸収できる水分の量が決まっているのと、冷たい飲み物は腸が受け付けないから、噛むことにより温めて少しずつ飲むのが良い。
それにつけても、未だにそんな練習する学校があるね┐(´д`)┌ヤレヤレ
学校名を教えてくれれば、匿名で通報しときますよ。