お客様から薬用カプセルを求められ売り場を案内したうえで、薬を詰めるのはかなり手間なことをお話して『三角オブラート』と『服薬ゼリー』を紹介した。
『三角オブラート』はザーッと流し入れられるし、それこそ『服薬ゼリー』なら混ぜるだけ。
混ぜるのは何も『服薬ゼリー』でなければ理由も無いから、ココアなど他の物に混ぜて良いか調剤した薬局に問い合わせてみるよう勧めたところ、その場で電話してヨーグルトと混ぜても良いと分かり、お帰りになった。
ちなみに病院を受診したのは、目眩(めまい)と嘔吐があって救急車呼ぶか迷ったものの、どこの病院に連れて行かれるか分からないため自力で病院に行ったという。
確かに意識を失っていると、受け入れ可能な病院は救急車と病院間でのやり取りで決まり、驚くほど遠方に運ばれてしまうケースもあるけれど、会話ができれば希望を聞いてもらえるし、受診したことのある病院を告げると受け入れ可能か問い合わせてくれる。
うちの奥さんも、肩こりで整形外科に行って帰ってきてから深夜に吐き気を訴え救急車を呼んださいに、整形外科の病院と循環器科の病院のどちらに行くか尋ねられ、私は肩こりと嘔吐の組み合わせで心臓疾患を疑っていたし、循環器科の病院は以前に子供を生むときに入院していたため、そちらに運んでもらい心筋梗塞が起きてることが分かった。
お客様にも、病院は自身で選べる可能性があることと、もっと重大な疾患だったかもしれないので、迷ったら救急車を呼ぶよう勧めた。
お客様から『服薬ゼリー』を求められ、売り場を案内しながらヒアリングしたところ、高齢者が使うというので、高齢者向けの製品は唾を出させやすくするために酸味が強くなってることを説明し、子供向けの味の物や『三角オブラート』も紹介した。
何の薬を処方されたのかは分からないようで、ただ粉が飲みづらいというお話だけだった。
先ほども他のお客様に、薬を何に混ぜて良いか薬局に問い合わせるよう勧めたところ、本日はお帰りになった。
やや高齢のお客様が子供向けの『おくすり飲めたね』を購入されるさいに、抗生剤などなのか尋ねたところ癌の治療で複数の薬が処方されていると分かった。
抗生剤や一部の漢方薬の場合、果物系の味だと余計に苦味が強くなってしまうため、そういう時にはチョコレート味を勧めようと思っていたのだけれど、使うのは家族というので、本人の好みに合わせた方が良いため、他の飲み物で混ぜて良い物と悪い物について薬剤師に相談したことがあるか尋ねると、訊いていないというので調剤する薬局に相談してみるよう勧めた。