若いお客様が『ブロン錠』と『ブロン錠エース』を見較べていたので気にかけていたところ、後者をレジに持ってきたので痰の状態によって使い分けがあることを説明し、適応しそうだったことからそのままお買い上げいただいた。
両方ともパッケージに「せき・たん」と書いてあるけれど、咳をすると水様性の薄い痰が出るか、まったく痰が気にならない場合には『ブロン錠』が適応し、痰が引っ掛かったり粘性のときには、痰を滑りやすくする『ブロン錠エース』のほうが向いている。
ただ、どちらにしても咳止めの成分の副作用が咳になることをお話しすると、長引いた場合の対策を尋ねられたので、上半身を潤す『麦門冬湯』と去痰剤の『ストナ去たんカプセル』を紹介した。
養生法までは使えられなかったけれど、情報が多すぎても良くないから仕方ないところか。
咳は胃の不具合とも関係するから、柔らかく消化しやすい食事に切り替え、内臓の働きを良くするために入浴をして、服装も下半身に厚着をしお腹周りを温めるのが養生法となる。
お客様が『バファリンルナi』のセーラームーン仕様の物を見て迷っている様子だったので声をかけたところ、子供が喜ぶと思ってとのことだったが、年齢を確認したところ13歳で、いつもは『バファリンルナJ』を使っていたと分かり、変更しない方が良いとお話して『バファリンルナJ』をお買い上げいただいた。
同じブランド名でも、『バファリン』シリーズはAがアスピリン製剤、iはイブプロフェンとアセトアミノフェンを合わせた複合剤、Jはアセトアミノフェンの単剤というように、後ろの記号が変わると中身が違うから注意が必要。
また、年齢制限は脳への影響のほか内臓の成長具合というように、体格が大人びているから大丈夫とは判断できない薬があれば、錠剤が喉に引っかかるといった剤形の特徴によって設けていることがあり、解熱鎮痛剤は前者であることを説明したところ、「買わないで良かった。気をつけます」と言ってもらえた。
製薬メーカーの方も、人気作品をオマケに付けるのなら、同じブランドのどれでも構わないようにしておけば良かったのに( ´Д`)=3
お客様が洗顔料を3種類レジに持ってきて、どれがニキビに良いか尋ねられたけれど、マスクをしていてベーカリーショップで火の前に立って仕事をしており、それでなったという。
何か薬を使っているか尋ねると『メラノCC』を使ってると分かり、薬用とはいえ予防程度で治療する訳ではないため、『ペアアクネクリームW』を案内したうえで受診勧奨したところ、本日のところお帰りになった。
洗顔料についても、洗いすぎると皮膚の保護をしている皮脂を失い、体を守る菌も殺してしまい無防備になってしまうと良くないので、使うのは何でも良いから泡立てて泡を肌に乗せたら、こすらずにそのまま洗い流すよう勧めた。
それから、患部の状態からすると治すのには長期間かかることをお話して、内服薬の『清上防風湯』を紹介した。