お客様が生理痛専用薬の『エルペインコーワ』を購入されるさいに、内臓の働きをわざと悪くして症状を落ち着かせるので、服用する期間の食事は消化に良い物にするよう伝えたところ、使うのは15歳の子供で、受験に向けてとのことで眠くなることを心配された。
鎮静成分ではなく鎮痙攣成分なので、眠気の点では心配はいらない。
注意事項に車の運転などをしないように書いてあるのは、眠気ではなく目が光を感じやすくなって眩しさで操作を誤るかもしれないから。
娘さんは生理の間は食欲が落ちるそうだが、鎮痛剤を飲むうえでは好都合なことを伝えた。
というのも、痛みを伝えるホルモンと胃を保護するホルモンは同じなため、痛みを止めると胃の保護機能も止まってしまう。
つまり、鎮痛剤が直接的に胃を傷めるのではなく、痛みを抑えること自体が胃を無防備にするということ。
だから、痛み止めを使うときには食事にも気を使ったほうが良い。
娘さん本人は薬嫌いだそうで、痛みを我慢して体力を消耗するより薬を使うほうが良いことをお話し、現代薬を避けたいということであれば『桂枝茯苓丸』や『当帰芍薬散』といった漢方薬もあることを説明して、受診勧奨もした。
合う薬は本人にしか見つけられないし、若いうちに病院を受診する練習をした方が良いからだ。
自分の体調を人に伝えるというのは大人でも難しく、それこそ成人してからでは、ますます病院への足が遠のいてしまうので。
お客様から鎮痛剤と胃腸薬の棚を行ったり来たりして迷ってる様子だったため気にかけていたところ、『イブクイック頭痛薬』と『バファリンA』と『第一三共胃腸薬』を購入するので、飲み合わせに気をつけるよう伝えヒアリングしようとしたのだけれど、何を話しかけても無反応だった……。
家族の分も含めた常備薬なのか、頼まれものだったのか。
食べすぎの腹痛に鎮痛剤を使おうとする人も、年に3人は遭遇するから心配(´・ω・`)
お客様から腹痛を伴う下痢の相談を受け、冷えたのが原因だと思うというため『胃苓湯』と、昔ながらの赤玉と同じ処方の『エクトールDX』を候補にしたところ、腹痛が辛いようだったため後者には内臓の働きを鈍くするロートエキスが入っていることを説明しうえで、『エクトールDX』をお買い上げいただいた。
腹痛のみで下痢をしていなければ、『エルペインコーワ』にも入っている鎮痙攣成分を主体とした『ブスコパン』や、こむら返りにも使う『芍薬甘草湯』が候補となる。
お客様から、食事は消化に良い物にした方が良いか尋ねられ、それはもちろんだけれど、栄養を摂ろうとは思わずに、いっそ具の少ないインスタントスープか、味噌汁でも豆腐など崩れやすい物にするよう勧めた。
お客様がカイロも一緒に購入されるので、お臍の下のお腹の真ん中ではなく、大腸が周回する少し右寄りに貼るよう勧めた。
お臍の下や、太い血管が通っている腰の真ん中に貼る人がいるけれど、内臓を温めたい場合には大腸を温めたほうが、大腸が腹部をぐるりと一周しているので効率的。
ちなみに、生理痛の場合に温めると良いのは、お臍から指3~4本くらい直下に当たる「丹田のツボ」です。
なお、お臍の上だと胃を温めてしまい気持ち悪くなるので、ご注意あれ。