お客様が水虫薬の『ラミシールDX』を購入されるさいに念のため、パッケージには「適さない場合があるので、使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談」するようを書いてあることを伝えると、病院を受診したことは無くて、ネットで見たというお話だった。
主訴は陰金田虫(いんきんたむし)らしいのだが、お客様が見たというサイトを確認させてもらうと薬剤師が回答しているようだったから、参考にはなる。
ただ、患部が割れて痛むくらいというため受診勧奨したうえで、この薬を使うのならば様子を見る期間を先に決めて、その間にでも受診する病院を検討しておくよう勧めた。
お客様から聞いた患部の様子からすると、健康な肌と幹部の境目がハッキリしてると言うから、適応しそうではある。
お客様には、登録販売者のテキストでは医師の診断を受けていない人に安易に市販薬を販売して受診する機会を奪わないよう注意されていることを伝えた。
お客様から10歳の子供のアトピーに痒み止めの塗り薬か痛み止めをと求められたけれど、どちらも病院から処方されている薬があるというのに現物もお薬手帳を持ち合わせておらず、分からなかった。
薬によって体が中でやってることが違うのと、処方された薬が分かれば医師の方針が予想できて、治療の妨げにならない薬を案内できることを説明した。
患部を掻きむしって傷になってるというため、局所麻酔の入ったステロイド剤として『プレバリンα軟膏』を紹介したところ購入された。
軟膏はベトつくことにより、絆創膏の代わりに患部を保護するのに役立つ。
子供は入浴してるものの、お菓子好きというため糖分の摂りすぎは自身の身体を攻撃する燃料になってしまうことをお話し、特にコーラが好きということから炭酸水で割って薄める方法を勧めた。
子供の性格にもよるけど、何かを混ぜて自分で飲むというのは愉しいものだから、上手くいけばトータルでの糖分の摂取量を減らせる。
成人の親子のお客様が来店し、フェルビナク製剤の『フェイタス5.0』をレジに持ってきたのでヒアリングしてみた。
主訴を教えてもらえなかったが、精神科で処方されてる薬があるというため、お薬手帳を確認させてもらった。
フェルビナク製剤は痛み止めとしては弱めなものの浸透力はあるので、やはり確認は必要。
お薬手帳を持ち歩いているのは、こちらも助かりますとお礼を述べたうえで、購入した市販薬の成分表示を貼っておいて一元管理をするよう勧めた。
お客様が、お薬手帳について店頭で言われたのは初めてというため、貼り薬も飲む薬と影響することがあるから、何か薬を買う必要が生じたときには先に調剤薬局に相談してみるよう、お話した。
理想は、市販薬を購入する前に困っている症状を調剤している薬局で、避けたほうが良い成分(薬の銘柄ではなく)があるか確認しておくことである。