お客様から、生理痛に前に買った専用薬をと注文され銘柄を覚えていなかったけれど、『エルペインコーワ』を案内すると購入された。
鎮痛剤に筋肉の痙攣を抑える成分が足してあることを改めて説明すると、生理時のお腹の温め方を質問され、カイロなどで直接下腹を温めるのはかえって身体に負担になるため、お臍から少し右側下を温めるよう勧めた。
温度調整ができないカイロは、熱くなりすぎることがあるため、その対策。
大腸が時計回りに腹部を包むようなっており、大腸を伝わって間接的に温めるのだ。
寒いからといって火に直接当たりよりも、温められたお湯に触れる方が気持ち良いと感じるのと同じと説明すると納得していただけた。
お客様が『バファリンルナi』と『バファリンルナJ』を購入されるのでヒアリングしたところ、後者は子供が使うそうなので、15歳になったら選べる鎮痛剤の種類が増えるし、健康相談の練習に本人にお店で相談させるよう勧めた。
子供用の薬を子供が使うのは当たり前のように思えるとが、ところがギッチョン(懐かしい)そうとは限らず、「子供の薬なら弱い」と考えたり、新型コロナウイルス禍の昨今ではアセトアミノフェン製剤だからと買う人もいて油断できない。
アセトアミノフェン製剤を買い占められでもしたら、子供が使える解熱鎮痛薬はこの一択なので困る。
するとお客様は、『バファリンルナJ』は錠数に対して価格が高いから、学校で我慢できない時だけ使わせると言っていたのが気になる(^_^;)
痛みを我慢するのにも体力を使い、そのストレスが免疫機能を狂わせて風邪などになってしまうこともあるから、鎮痛剤は乱用しなければ使ったほうが良い。
もう少しお話ができれば、『桂枝茯苓丸』や『当帰芍薬散』に『加味逍遥散』などの漢方薬も提案したいところだったけれど、価格を気にされるようだと高めだから無理だったろうな。
やや高齢のお客様から『のどぬ~る』シリーズのの塗り薬とスプレーのどちらが良いか訊かれ、前者は素人はやめた方が良いことと、どちらも殺菌剤だから体を守る菌まで殺してしまい、かえって無防備になるから勧めにくいとお話したところ、主訴は歯の欠けた跡の痛みとのことだった。
歯医者に行くのは新型コロナウイルスが心配というため、今は対策がしっかりしていることを伝えたうえで、抗炎症成分のアズレン製剤を勧めてお買い上げいただいたけれど、患部に塗る『今治水』の方が良かっただろうか。
綿棒で塗るのは案外と手間だし、麻痺させて痛みを感じなくさせるから、かえって歯医者に行かなくなるのが困ると思い、提案しなかったのだけれど。