子供を連れた夫婦のお客様が外用消炎剤の店で迷っていたため気にかけていたところ、『ロキソニンテープ』をレジに持ってきたさいにヒアリングすると、ご主人が腰痛だというので浸透力に優れているジクロフェナクトリウム製剤を紹介したら興味を持たれ、服用している薬は無いとのことから少し価格の安い『ボルタレンEXテープ』に変更となった。
ただ、病院を受診した事が無いというため、大病を見逃すのが怖いから、定期的に通院をと勧めた。
それから、腰をかがめたりとる時には、膝をしっかり使って動作するよう伝えた。
私なんかも商品の品出しや期限チェックなどでやりがちだけど、膝の曲げ伸ばしをサボって腰を変な角度に捻ってしまうことがあるので。
お客さまが外用消炎剤の棚で強めの薬の液剤ばかりを比較してるようだったので気にかけていたところ、『ロキソニンＳゲル』と手指のサポーターをレジに持ってきた。
主訴は指の痛みらしいのだが、頭痛に内服のロキソニンを使っていたから選んだというため、併用する必要は無いのではと伝えると、内服の方は使い切っているとのことだった。
ただ、『ボルタレンEXゲル』を使って効かなかったそうで、病院を受診もしていないというため一度は専門家に診てもらうよう勧めたけれど、乗り気ではないようだ。
鎮痛効果としてはロキソプロフェンナトリウムとジクロフェナクトリウムは同じくらい強い一方、浸透力から言えば『ボルタレンEXゲル』の方があるので、それが効かなかったとなれば患部の状態を確認しておいた方が良い。
もっとも、人間の体は機械ではないから薬との相性というものもあるため、成分の異なるものに乗り換えるというのは悪い方法ではない。
ただ、お客様がお帰りになってから、使った内服の『ロキソニン』が市販薬なのか病院で処方された物なのかを確認し忘れたことを思い出した。
病院に行くのは嫌でも、調剤した薬局に相談してみるという手もあるので、確認しておくべきだったかもしれない。
他の疾患で病院には行っていて、科目が違うからと医師に相談していないというケースもあるし。
家族連れのお客様が磁気ネックレスを色々と見ていたので気にかけていたところ、『マグネループEX』を購入された。
母親が肩こりに使うそうで、使うのは初めてとのこと。
薬も使ったことがないということから、『葛根湯』を提案すると驚かれた。
上半身を温めて血流を良くする『葛根湯』は、肩こりや、緊張型の頭痛にも有効である。
むしろ、磁気ネックレスについては、効果が分からないと言いたくてウズウズしてしまった(^_^;)
磁気ネックレスが管理医療機器として認可されているのは、効果があるからというより、直接的に身体に影響しない安全性の面であって、安全ということは特に効果が無いから。
磁力が血行を良くするかどうかは、まだまだ未解明なんである。
母親が肩こりについて病院を受診したさいには、医師から「だから何？」と言われたそうで、それが事実ならば別の病院を探しましょうと伝えた。
医師とも相性というモノがあるから、名医かどうかよりも気の合いそうな医師を探す方が重要。
