やや高齢の夫婦のお客様が『PL顆粒』と『ペラックＴ』を手に持ち、併用できるか尋ねられたので大丈夫と答えると、ご主人が痰が引っかかるという相談を受けたので、喉を潤して痰を出しやすくする『ストナ去たんカプセル』と、上半身に保水する『麦門冬湯』を案内した。
『ストナ去たんカプセル』を選ばれ、やはり併用できるか尋ねられたけれど、発熱や鼻炎などが無ければ『PL顆粒』は使わなくても良いとお話しした。
お腹が緩いとの相談も受けたので、風邪薬は身体機能を落として症状を抑えるため、胃腸の状態をより悪くしてしまうことを説明した。
消化に良い食事を、量を控えるために脳を満足せる濃い味付けでと勧めると、「いつも勉強になります」と言っていただけた。
常連さんであったか。
どうも、顔を覚えるのが苦手で(；´Д｀)
やや高齢のお客様が『プレコール持続性カプセル』を２箱購入されるので、念のため、まとめ買いは好ましくないことを伝えると２人分とのことだった。
咳の無い時には不要とお話すると驚かれ、注意事項として咳止め成分のお話をしたところ、もう１人は「良く効くと言ってる」というので、それは咳止め成分が覚醒剤と麻薬だから当然の錯覚と説明した。
咳の無い時に咳止め成分の入った風邪薬を使わないようにという理由がまさにソレで、覚醒剤系は喉を開いて呼吸しやすくする反面、興奮作用があるので心臓や血管を負担をかけ、治っていなくても元気になったと錯覚し、麻薬系は咳をする神経を抑えるので呼吸自体が浅くなり、身体機能を狂わせるから体内が乾燥して今度は咳の原因となってしまう。
お客様には、使う薬は体質や症状に合わせるよう勧めると、「伝えておきます」とのお返事だった。
高齢のお客様が、お風呂用のナイロンタオルの硬めの物をレジに持ってきて、どのくらい硬いか尋ねられ、使ったことが無いので分からないと答えてから、硬いのはあまり体に良くないことをお話すると驚かれた。
100円ショップで買ったのが柔らかくて、隣のうちの店にも買いに来たというため、むしろそれを使うよう勧めた。
本当のところ、タオルも使わずに素手でも充分なくらいで。
石鹸やボディソープなどを泡立てれば、汚れは泡が吸着してくれる。
「垢を落とすため」と考えがちだが、力を入れたり硬いタオルでこすり洗をしていると、実は新しくできたばかりの皮膚をこそげ落としている可能性がある。
お客様から「ダメなの？」と訊かれ、皮脂が体を外的刺激から守っているので、強く擦ってはいけないことを説明した。
それが「気持ち良い」と言われるので、その点は共感を示した。
そして、「悪いね」と言って商品を売場に戻して下さった。
