お客様から目のサプリメントをと注文され、売り場を案内したうえで医薬品のビタミン剤を勧めた。
サプリメントは成分に効果があるかどうか以前に、消費者庁からは製品ごとの落差が大きく、体内で充分に溶けずに排泄されてしまう製品が少なくないとして警告されているから、その点をクリアしているという意味でも医薬品のほうが信頼性がある。
お客様からは目に対するブルーベリーの効果を尋ねられため、第二次世界対戦でイギリス軍がレーダーの性能ドイツに知られないようにするために、偽物の論文まで用意して、パイロットにブルーベリーを食べさせていると広報した嘘の情報が、現代にも残っていることを説明した。
なお、そのときに使用した論文は戦後に撤回されている。
結局、サプリメントの購入をやめたお客様が雑貨のみを購入され、目を労るには目の周りを温めるのが効果的と伝えた。
目の周囲の細い血管を広げることにより、老廃物の回収と栄養を行き渡らせるのだ。
すると、ルテインのことも尋ねられ、加齢黄斑変性による視力の低下を防ぐとされているものの、効果はまだ分からないと答えた。
よく「老化を防ぐ」という言い方をするけれど、老化というのは細胞が正常に活動した結果として起こるものなのだから、老化を防いでしまったら摂取した栄養が体内で代謝されず生命活動の停止を意味する。
そうならないためには、生命活動の維持に必要な化学反応を選択的に体内で起こす必要がある訳だが、その仕組と根拠が分からない。
同様に「抗酸化作用」というのも意味不明で、人間が酸素を吸うのは体内で酸化現象を起こす必要があるからなのに、酸化を止めてしまったら死んでしまう。
ここでもやはり、選択的に良い酸化と悪い酸化を区別しなければならないものの、それが食べ物や特定の成分によって可能なのかどうか。
ちなみに、医薬品の中には選択的に体内における特定の現象を阻害する薬があるのだが、副作用があるということは、完全に選択されている訳ではない。
帰りに、『アリナミンV』は疲れた時にどうかと訊かれたので、医薬品の錠剤の方は効能が認められている物だけれど、医薬部外品のドリンク剤は「そこそこの成績」と答えたら、なんだか悲しげだったような気がする。
すいません(;´∀`)
お客様から『新・なみだロートドライアイ』を手に他の目薬との比較を尋ねられたので、基本は涙に近い塩水で潤すことで大して変わらないと説明し、費用と容量にお得感のある『ソフトサンティア』と、ゴマ油が入っていて膜を張る『新ドライエイドEX』を紹介した。
また、ビタミンAが入っていれば脂溶性なので膜を貼って水分の蒸発を防ぎ、コンドロイチンが入っていれば保水力を高めることを説明した。
そのまま『新・なみだロートドライアイ』を購入となり、スマホなどを見るる時には「他人を見下す」かのように見下ろすようにすると、瞼を閉じ気味になって目が乾きにくい事をお話した。
こんな目ですね( ̄ー ̄)ニヤリ
お客様から瞼を低温火傷したとの相談を受け、どうやらホットアイマスクが原因のようだった。
お湯に浸したタオルはすぐに冷めてしまうから、『めぐりズム』のようなホットアイマスクは便利だけれど、気をつけないとこういうリスクも有る。
症状は酷くないようだが、火傷の薬という物は無いことを伝えると、『オロナインH軟膏』を使っていたそうで、こうしてお話をしている今も患部を手で触ろうとするから、絆創膏代わりに患部を保護するのは良いことと説明して継続するよう勧めた。
また、前髪も刺激になり、身体のほうは刺激を受けると対抗しようとして炎症を強めるので髪を上げるようお話した。
痒みはあるようなので、抗炎症成分の入った目薬を塗る方法を教えると、不安そうな顔が笑顔になってお礼を言われ、お帰りになった。
これがやはり症状が激しいようだと、受診勧奨である。