お客様からオブラートを求められ『袋オブラート』の一種類しか置いてないことを伝えて案内したところ、そのまま購入された。
私の高校生になる息子がオブラートを知らなかったエピソードをお話しすると、最近はどうしてるのか尋ねられた。
高齢の父親が薬を飲む時に使うそうだが、薬の成分によっては味噌汁など食事と一緒に飲める可能性もあり、服薬ゼリーを紹介してみたところ、手も不自由になってきているというため、調剤している薬局の薬剤師に相談をするよう勧めた。
特に服薬ゼリーで酸味や果物の味がついていると、抗生剤や苦い生薬の入った漢方薬では苦味が強まってしまうから、その場合にはチョコレート味や実際にココアなどに溶いたほうが良いこともある。
ちなみに、うちの息子がオブラートを知らないのは、小さい頃の粉薬は小皿にお湯と一緒に入れ、自分でスプーンで混ぜさせていたら味に関係無く面白がって飲んでいたからだと思う。
この方法は、吐き気がするのに粉薬を飲まなければならない場合にも応用できる。
お客様から、高齢の父親にお気に入りのタウリンドリンクを飲ませて良いか尋ねられた。
タウリン自体は体内にも存在し、疲労すると消費されるから疲労回復に関わっているのは確かなものの、外部から摂取して役に立つかは現在のところ不明なことを説明し、むしろ飲み過ぎによるカロリーやカフェインの摂取量に注意するようお話した。
もし毎日飲んでしまうようなら、カロリーオフやノンカフェインの物に乗り換えるのが良いだろう。
生薬の入った『ユンケル黄帝液』なら、即効性の成分と遅効性の成分との組み合わせなので、値段は少しお高めながら、飲む間隔を空けても効果が期待できることをお話したところ、デイサービスに行く時に飲んでいるとのことだった。
そして風邪の時にはどうかと訊かれ、消化をするにも身体は働かなければならないから内臓を休めるための食事代わりに良いことと、しかし体を休めるためにはノンカフェインの物が望ましいとも付け加えた。
いつもそのまま買っていて、「初めて訊いて良かった」と言っていただけた。