『桔梗湯』を見ていたお客様から、相談を受けた。
喉の痛みの他に、体の節々が痛むということで、風邪の兆候と思われ。
咳と鼻水もあるというし、鼻水は内臓が冷えていると考えられるから、冷やす力の強い『桔梗湯』は適応しないことを説明した。
同じく、冷やして風邪を治す『銀翹散』は使えないから、鼻水と咳には『小青龍湯』が良いとは思うものの、喉の痛みをどうするか。
今回は、『小青龍湯』を単独で使うか、『葛根湯』と『ペラックT』の組み合わせを提案したところ、後者を選択してお買い上げ頂いた。
7歳の子供の鼻づまりの相談を、お客様から受けた。 もともと花粉症があり、鼻をかみ過ぎて鼻血が出ることがあるらしい。
さらに詳しく症状を確認すると、鼻づまりが主であるものの、鼻水にもなるそうだから『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内して、購入して頂いた。
鼻が詰まった時に通す方法として、首の横の頸動脈を押さえる方法を教えたところ、脇の下に物を挟む方法を知っていた。
私の場合、脇の下に物を挟むと擽(くすぐ)ったいので、やったことは無いのだけれど。 大丈夫な人は、鼻づまりの時にお試しあれ。
頭痛を訴える成人のお客様が、『小中学生バファリンルナJ』を購入。
以前に別な登録販売者から「授乳中でも大丈夫」と説明されたそうで、確認を求められた。
一応は、「大丈夫です」とは答えたものの、私としては子育て時のストレスや血圧の上昇、あるいは無理な姿勢での抱っこなどでの肩こりを伴う頭痛には、『釣藤散』を勧めたいので紹介した。
今回は、結局『小中学生バファリンルナJ』を購入された。
まぁ、同じく登録販売者だとしても個々人の方針があるから、それは批判するべきところではないけれど、授乳中と分かっていれば、痛み止めだけで症状を誤魔化すのではなく、付随する症状の緩和も考慮してあげた方が良いのではないか。
ストレス寄りの時には、『コリッシュ』(治肩背拘急方)という便利な物もあるんだし。
登録販売者さんには三つのパターンがありますね。
一つ、その道何十年の薬種商から移行された方。
二つ、薬局・薬店で修行積まれた方。
三つ、自社ドラッグストア内勤事務で一類止める為に登録販売者にされた方。
一般の方には区別はつきません。責任は重いですね。
私は、二のパターンです。
修行していたかどうかは、自信ありませんが(;´∀`)
薬種商は、取得するのが大変だったそうですね。
現在の、登録販売者の試験とは比較にならないくらい難しかったとか。