『葛根湯』をレジに持ってきたお客様に、発熱したら『麻黄湯』を、熱が下がったら『柴胡桂枝湯』をと簡単に説明したら、喉が痛くて家にあった『葛根湯』を服用し、「効かないので」追加分を買いに来たと言われた。
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効かなかった物を、どうして追加で購入しようと思ったのか。
効かなかったのに、どうして相談しようと思わなかったのか。
この辺りの心理を研究しないと、商売人としても登録販売者としても成長しないのであろう。
でも、やっぱり理解の範疇外(;´・ω・)
仕方がないので、こうしてお会計の時に声を掛け、患者さんを「発見」するしかない。
人に話し掛けるの、苦手なんですよ……。
一人でポツンとしている方が、落ち着くの……。
なので、お客様から相談して下さると助かります。
人に話し掛けられるのも、苦手なんですけどね(´゚д゚`)ノ
とにかく今回のお客様には、上半身を温める『葛根湯』は、喉の痛みには適応しないことを説明して、『桔梗湯』か『ペラックT』を案内すると、『ペラックT』と『葛根湯』を一緒にお買い上げ頂いた。
若いカップルが、皮膚ケアの棚を前に話し込んでいたのだけれど、どうもこちらの目を避けているように感じた。
万引きを疑ってはいないけど、それとなく見ている商品を観察していたら、どうやらデリケートな部分に使う『ワルツMクリーム』が気になっている様子。
これは、相談しにくいパターンかなと思い、「寒くなったり、季節の変わり目になると肌が痒くなることがありますよねぇ、私もなんですよ」と話し掛けたところ(嘘だけど)、ようやく男性の方が、お尻が痒くなると相談された。
そこから詳しくお話を訊くと、季節には関係ないそうで、かなり前から臀部に湿疹ができて痒いとのこと。
ただ、患部をちゃんと観察したことは無く、しかし痒みが強くて掻き毟ってしまい、同伴の女性のお話によると、ブツブツと膨らんでいて体液も出ているようなので、化膿してしまっている様子。
まず痒みを抑えてから、次の段階を検討しましょうという前提で『フルコートf』を案内して、お買い上げ頂いた。
そして、あくまで『フルコートf』は痒みを止めるために、短期決戦で使う物だと説明して、病院に行くよう勧めた。
特に、痒いからと掻いていると、さらに神経が過敏になって、今までよりも弱い痒みでも神経の方は強く感じて、なお辛いことになります。
知人からは、『オロナイン軟膏H』を勧められたという話が出たけど、現在の症状では気休めにもなりませんとは言ってみたものの、その知人との関係が分からないので、念のためその人のメンツを潰さないために、衣服と患部が擦れて悪化するのを防ぐ事はできるでしょうと伝えた。
でも心情的には、「その知人を連れて来い( ̄^ ̄)」と思った(笑)
そうそう、今回は塗り薬の相談だったから候補に挙げなかったけど、内服薬なら『十味敗毒湯』か『排膿散及湯』も勧めたかったな。
よほど、飲み薬が嫌だとか、塗り薬でないと困るという事情が無い限り、薬剤の種類は指定しない方が、幅広い提案ができます。
お客様の希望以外の剤形の物は、提案するタイミングを掴めいなと一言も触れないままになってしまうので。
指定しないと対応してもらえないのが現状ですね。北村登録販売者の時間帯は何ら問題ありませんが。
相談したくないからドラッグストアに行く。これも事実ですね。
むしろ私は、武器が多い方が安心するので、制限が多いと困るという(;´∀`)
相談したくないからドラッグストアーでというのは、一応は分かるんですけどねぇ。
処方された薬が不明で、飲み合わせが心配な時に、医師に相談するように話すと躊躇されるのが、調剤した薬剤師に相談するよう伝えると承諾されたりと、不思議な心理が作用することもありますし。
ただ、書き込み主不明のネットの掲示板での情報を信じられる心理は、やっぱり分らないです(;´・ω・)