ビタミン剤の棚で長考しているお客様がいらしたので声を掛けてみたけど、案内は断られた。
ようやくチラシに載っていた『キューピーコーワゴールドα』に決めて購入されたので、会計後に袋に詰めながら、血流の改善には『キューピーコーワゴルドαプラス』の方がお勧めですと説明したところ、興味を持ったようだった。
そして、以前に服用していたという『Q&PゴールドA』について質問されたため、ニンニク抽出成分の『オキソアミヂン末』を主成分とした疲労回復のビタミン剤であるものの、指定医薬部外品で、効果としては穏やかな傾向であることを説明した。
個人的には、「サプリメントよりはマシ」程度に思ってるんだけど、どうなんでしょ(・_・?
その後も、『チョコラBB』や『ハイチオールC+』などの違いについても次々と質問され、それらは皮膚の材料であることを説明。
ビタミン剤や栄養剤は目的別に選択するように勧め、パッケージに書いてある宣伝文句や効能書きは、法的な制約のもとで限定的なことしか書いていないため、詳細は成分などを調べなければならない事を伝えた。
どうして最初に案内を申し出た時に断られたのか分からないくらい、質問責めに合ってしまったσ(^◇^;)。
私なんかは、良く分からないことは、まず店員に訊いて、選ぶ時間のショートカットをしようと思うんだけど。
この辺りの機微が分かれば、お客様に、また別なアプローチの仕方があるのかもしれない。
頭痛の相談でいらしたお客様から、胃に優しい鎮痛薬をとの要望を承ったので、『イブクイック』と『バファリンプレミアム』を紹介した。
それから詳しく症状を尋ねると、季節の変わり目に起きやすく、痛み方はズキズキするとのことで、以前には『ロキソニン』を服用したことがあり、その時には吐いてしまったという。
ありゃん、それは頭痛と胃弱が関係するかも。
『苓桂朮甘湯』を案内してみると、パッケージに書いてある、目眩(めまい)や耳鳴りも思い当たるそうな。
そして、以前に病院で漢方薬を処方された事があり、それはそれで効いたというのだけれど、名前は覚えていなかった。
それが『苓桂朮甘湯』でないとしたら、たぶん『呉茱萸湯』ではないかと推測。
とりあえず今日のところは、『イブクイック』を購入された。
もう少し強く、『苓桂朮甘湯』をプッシュしてみた方が良かったかなぁ。
お客様の要望を汲み取りつつ、より適応しそうな薬の方を勧めるのって難しい。
ドラッグストアに来るお客様は声をかけられると、買わされる、売りつけられると思ってしまうんでしょうね。不安を取り除く良い演出があるといいですね。
心理学の本を読み漁りましたが、結局は読むだけだと机上の空論なんですよねぇ。
現場で、修行を積むにしても、記録していかないと積み重ねにならないし。
日々、迷いっぱなしですσ(^◇^;)。