日本語がたどたどしく、たぶん中国系のお客様。
最初は、「黄色野菜」のサプリメントを探しているという相談で、うちのお店にはマルチビタミンや複数の野菜の栄養素を混ぜた物しか無いことを説明した。
どうして「緑黄色野菜」ではなく、「黄色野菜」だけを求めているのか、意思の疎通ができなかったのが残念。
ただ、その目的がカサカサと乾燥した肌の痒みだと分かったため、『当帰飲子』を紹介したところ、皮膚科には通院しているそうなので、担当医に相談してみるように伝えて、メモを渡した。
やや高齢のお客様が『龍角散』を選ばれたのだけれど、症状を尋ねてみると、喉の痛みはそれほどではなく、夜中に喉が乾く感じがするというお話だったので、『麦門冬湯』を案内してみたら、お買い上げ頂いた。
『麦門冬湯』自体は、他のドラッグストアーでも見かけるから、そんなにマイナーだとは思わないんだけど、世間的な認知度はどうなんだろう?
むか~し、みのもんたが司会をしているお昼の情報番組で取り上げてたはず。
不登校で引き篭もり時期のことだから、あまり思い出したくない(爆)
でも、「麦は体に良いですからね」みたいな説明しをしていて、「麦と麦門冬は別モンだよ!」とテレビにツッコミを入れた記憶はある。
冬場は空気が乾燥しがちだから使えて、春先は花粉を吸うから使えて、夏場はエアコンで乾燥するから使えて、秋にも花粉を吸うから使えて、保水が難しい高齢者になるほど常備しておくと、喉や肺の乾燥を防げて便利なんだけどねぇ。
口内炎で、今まではパッチ剤を使っていたというお客様から、今回は内服薬を使いたいというリクエスト。
炎症を抑える『トラフル錠』と、口内炎の多くは原因が神経性胃炎だったりするので『半夏瀉心湯』を案内した。
そして、『トラフル錠』はトラネキサム酸と甘草の組み合わせなので、喉の痛み止めの『ペラックT』と同じである事を説明したところ、「あっ、それなら家にあるわ」と何も買わずに帰られた……。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
喉の痛みを訴えるお客様から、『ベンザブロックL』と『ベンザブロックLプラス』の比較を尋ねられたので、プラスの方にはL-カルボシステインがあることにより、痰が出る時に向いていことを説明すると、プラスの方を購入された。
いつもは、友人の医師から薬を分けてもらっているのを、今回は海外に行くため急いでいたとのこと。
喉が痛むときは、症状の緩和に胃の養生が効果的なため、食事の量を控えるように伝えたら、「無理」と即答された(^_^;)
15歳の子供が、風邪をひいたようだとお客様から相談された。
喉の痛みが昨日にあり、今朝から発熱しているとのことで、解熱剤を希望された。
しかし、いつもは病院で処方された『カロナール』を使っているそうで、今回は使い切ったため買いに来たという。
ん?
じゃあ今回は病院に行っていないのかなと思ったら、ちゃんと受診していて、薬も処方されていると分かった。
………ええと、ワケワカメ……もとい、ワケワカラン(´・д・`)ゞ
お薬手帳などを持参しておらず、本人と連絡が取れるか尋ねたところ、取れるようなで電話して頂いた。
すると処方されたのは、『葛根湯加川きゅう辛夷』・『フスタゾール』・『チステン』・『トラネキサム酸』で、なるほど直裁的な解熱剤は入っていない。
ただ、発熱しているというのも、よくよく本人に尋ねてみたら微熱であったらしく今は平熱に戻っているという。
おそらく担当医も解熱剤は不要と判断したのでしょうとお話して、初期の発熱なら、『葛根湯加川きゅう辛夷』が面倒見てくれますとも付け加え、本日の解熱剤の購入は見送ることに。
そのうえで、食事の量は控えめにして胃腸に負担を掛けず、水分・塩分・糖分を摂らせるよう勧め、発熱が高くなってきた時の『麻黄湯』と、食欲が落ちた時の『柴胡桂枝湯』を紹介しておいた。
手首のサポーターを購入されたお客様に症状を尋ねたところ、腱鞘炎で『サロンパス』を使用しているというので、もう少し強めの物としてフェルビナクとインドメタシンを案内し、フェルビナクのパップ剤を購入された。
仕事でのパソコンの使用が思い当たるそうで、手はそれほど冷たくないものの、足が冷えるというお話があったため『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』も紹介。
寝る時には湯たんぽを使っているとのことで、それは良い方法であることを伝えた。
足が冷えるからと靴下を履いて寝たりすると、人間の体というのは楽をしようとサボりがちなため、自分で温める力をますますま削いでしまう。
湯たんぽで血行を良くしつつ、段々と冷えていくことで体の方は無理なく自力で温めることを学習していく。
自分の体を、過度に甘やかしてはいけません(・o・)ノ