男性のお客様が「頭痛なんだ」と告げて、しきりに「強いのちょうだい」と言われるので、詳しい症状や経過を聞き出すのに苦労した。
そもそも鎮痛薬は、強い弱いと単純に分けられる物ではないし、基準が無いと比べようもない。
とりあえず今まで使ったことがある薬を尋ねて、以前に『バファリンA』が効かず、『セデス・ハイ』は効いた気がするということが分かり、ひとまず『バファリンプレミアム』を案内した。
例によって、「バファリンは効かなかったんだよ」と言われたけど、同じブランド名なだけで中身の成分は、縁もゆかりもありませんと説明。
それからようやく落ち着いてお話して頂けるようになり症状を確認すると、痛むのは後頭部から首にかけてで、病院で肩こりとの関係を指摘されたことがあるという。
そのため、『釣藤散』も紹介してみた。
興味は持ってもらえたと思うものの、今回は『バファリンプレミアム』をお買い上げ。
ご主人からの頼まれ物で鎮痛薬を買いにいらしたお客様に、これまた当たり前のように「強いの下さい」と注文される。
むー、「強いの」ってなんなんだろう。
それに、薬で強いってのは、怖いイメージがありそうなもんだけど、そうでもないのかな。
ひとまず、用途を教えて下さいな。
すると、足の付根の辺りにオデキができて、患部の痛みが強いため鎮痛剤を頼まれたという。
オデキに鎮痛剤を使うというのは私は考えたことも無いんだけど、ご本人は『バファリン』を服用したうえ、昨日は微熱があったのに、今朝は熱が下がったからと、予約していたインフルエンザの予防接種を受けてきて、今は熱が38度ほどあるそうな。
ええと……、もうドコからツッコんでよいものやら(^_^;)
その発熱で、オデキも治るんじゃないかと思ったけれど、とにかく今はオデキよりも発熱に対応したほうが良いのではとお話して、『ルルアタックFX』を案内し、オデキには『クロマイP軟膏』を勧めて、一緒にお買い上げ頂いた。
それと、オデキは同じ所に繰り返してできるというお話もあったため、菌の「巣」が有るのかもしれないので、病院で相談をするよう勧め、『排膿散及湯』を紹介した。
『パブロンS小児液』をレジに持ってきたお客様から、「子供の風邪薬って、やっぱりコレくらいしか無い?」と尋ねられたので、解熱向きにアセトアミノフェン製剤もありますと説明したところ、それは家に有るとのことだった。
ただ、お腹の具合も悪いというお話が出たため、風邪による胃腸炎の可能性を考え、『柴胡桂枝湯』を紹介してみたところ、咳や鼻の症状も出ているというので、そのまま『パブロンS小児液』を勧めてお買い上げ頂いた。
風邪薬の棚で迷っている様子のお客様がいらしたので声を掛けたところ、『ルキノンKB錠』が他より安い理由を尋ねられた。
特定の銘柄が安い理由は分かりませんが、例えば特許が切れた処方だとか、自社開発しないで他社に特許料を払って作っているとか、工場をレンタルしていてメンテナンスや人件費を抑えているとか、まぁ薬以外の分野でもやっている方法と変わりません。
なので、価格と効き目には直接的な関係はありませんと説明。
今回の用途は常備薬だそうなので、風邪は季節によって性質が違い、家族でも症状の表れ方は一様ではないから、一種類を常備しておくよりも、症状別に用量の少ない物を複数揃える方法を提案した。
まぁ、そうは言っても大抵のお客様は、一種類で済ませたいと思うもんだけど。
今回のお客様は、その後も自身で色々と見較べて、結局は「いつも使っているから」という理由で、『パブロンゴールドA』に落ち着いた。
『のどスプレー』を求めて来店されてお客様に症状を尋ねると、喉の奥が痛むものの、痛みは強くないという。
それでしたら『のどスプレー』より、患部を冷やす『駆風解毒湯』や、乾燥を取り除く『麦門冬湯』はいかがでしょうと案内した。
ポピドンヨードは消毒薬みたいなもので、風邪の予防にはなるけれど、現に痛む時にはかえって刺激になりますし。
アズレンの方は粘膜の炎症を抑えるものですが、喉の奥となると体の中から治したほうが良いと思われます。
納得はして頂けたようだけど、今回は『のどスプレー』を含めて購入に至らず。
ありゃん(;´д`)
今夜はクリスマスイブということで、実家に集まって夕食。
奥さんと次郎を先に家に帰して、次郎が寝た頃の時間を見計らってコンビニへ。
ネット通販で『Wii U』の『マリオカート8』を購入しておいたので、その受け取りに。
コンビニ受け取りのお陰で、家に隠しておかなくて良いのは助かる。
こんなことも、そろそろ最後かもしれんけど。
店員さんにお願いして、『amazon』の外箱を処分してもらった。
次郎は、『amazon』の箱を知ってるので(笑)