市販薬は比較的安全な基準で作られてはいますけどね

 遅く起きて、朝食を食べに実家へ。
 お屠蘇を飲みたいところだけど、これから出勤なので事前に買っておいた「ノンアルコール日本酒」なる物を飲んでみた。
 単独で飲む分には悪くないと思ったものの、お節料理と一緒に食べたら、甘ったるいお酢の味に変化した。
 うゲェ、こりゃダメだ(^o^;)

 なるほど確かに、元旦なのにお客様が来る。
 というか、特に行くところが無いから散歩に来たという感じだったり。
 かつては地元も転勤族が多くて田舎に里帰りし、正月期間は街はヒッソリしていたのが、当時の子供達が大人になって、今では里帰りしてくる街になったんだろうね。

 やや高齢のお客様から、UV対策の目薬を希望されたのだけれど、用量の少ない物をと注文が付いた。
 病院で処方されるような用量を、想像してるのかな。
 この季節にUV対策の目薬というとスキーかなと思ったらゴルフだそうで、ゴルフから帰ってくると目が痛くなるため、今までは『ロートゴールド40』を、行った時だけ使っていて、使い切れないから用量の少ない物をという話だった。
 いやぁ、それは勿体無いですよぅ。
 血行促進したり、組織代謝を活発にする成分が入ってるんですから、日常のUV対策に使ったり、少なくともゴルフに行った後も数日間は使ってみてはいかがでしょう。
 そう提案したうえで、今回は『バイシンUV』を案内して、お買い上げ頂いた。

 『パブロンSゴールド』と『アネトンZ液』を一緒に購入されるお客様がいらしたので、念のため用途を確認したところ、成人の息子さんの風邪に用いるとのこと。
 主訴は咳だそうで、『アネトンZ液』は自分がいつも使っていて良く効いたから選んだという。
 でも、息子さんは使ったことは無く、風邪薬にしても息子さんからは頼まれていなくて、咳以外の症状があるか尋ねたら、まったく把握していなかった。
 ………怖いよぅ(;´・ω・)
 いやまぁ、市販薬は比較的安全な基準で作られてはいますけどね。
 判断基準が「自分に効いたから」というのと、本人の症状を把握しないまま選択するというのは、それこそ病院で処方された薬でも同じことをされたら、重大な事故につながる恐れがある。
 一応は、お客様の希望だから売ってしまったけど、『パブロンSゴールド』と『アネトンZ液』は併用しないことと、他に症状が分かったら相談して下さいと伝えた。

 やや高齢のお客様がご主人の手荒れの相談にみえて、患部に痛みは無いというお話から『ヘパクリーム』を案内したら、「男性なんだけど」と言われた。
 内服薬として、『当帰飲子』を紹介した時にも同じく「男性なんだけど」と言われるし、男性向けとして何を想定しているのか分からず戸惑う。
 一応は、『ヘパクリーム』をお買い上げ頂いたものの、どう聞き出せば良かったかなぁ?

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