キャラクターの絵は効能とは関係ありません

 『パブロンSゴールド』を服用したものの効いた感じがしないとの事で、お客様から相談を受けた。
 主訴は鼻水と発熱で、熱は下がった模様。
 鼻水が残っているという事は、体内が冷えていると考えられるため『小青龍湯』を案内したところ、漢方薬だけでは不安そうな様子だったため、『小青龍湯』に現代薬を合わせた『ストナデイタイム』を勧めて、お買い上げ頂いた。
 また、積極的に体を温めるために、お風呂にはいるよう勧めたところ、「いいんですか?」と驚かれた。
 もちろん、高熱の真っ最中は避けた方が良いけど、悪寒がする風邪の初期や、解熱した後には、ぬるめのお湯で疲労しないように頭や首は水で濡らしたタオルで冷やしたりして、主に下半身を温めるようにすると良い。
 快適に寝るためにお風呂に入る時間帯を訊かれたので、就寝する2時間くらい前が目安ですと伝えた。
 眠気というのは、体温が一時的に温かくなってから冷えていく過程で生じるものだから。

 『キッズバファリンせきどめ』を購入したお客様に子供の年齢を確認したところ、3歳で主訴は咳の他に鼻水もあるというお話。
 『小青龍湯』も案内してみたけど、漢方薬の味を気にされていたので、生薬成分によって味が違うことを説明した。
 いずれにせよ今回は、『キッズバファリンせきどめ』が適応しない訳ではないので、そのままお買い上げ頂いた。
 でも子供用の薬を買われるときは案外、油断できないんだよねぇ。
 発熱用・鼻炎用・咳用と、効能も成分も違う薬を、子供にパッケージに描いてあるキャラクターの絵で選ばせちゃう親がいるんだもの。
 お菓子じゃないんだから、もう少し真剣になって欲しいと思うの……(;´・ω・)

 咳と唇の荒れの相談で、お客様が来店。
 特に薬の種類に指定は無く、風邪の後に咳だけが残ったというお話から、『麦門冬湯』を案内した。
 そして、唇の荒れには『ユースキンリップケア』を勧め、両方をお買い上げ頂いた。
 そうそう、胃の状態が唇に現れている可能性をお話して、食事を消化の良い物にするようにと伝えた。
 そういう意味では、『麦門冬湯』の効能は咳止めだけど、生薬構成は胃薬なので唇の荒れにも少なからず効果があるはず。

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