「子供の使い」は頼む方の頼み方に問題が

 ポピヨンヨードの『のどスプレー』を購入されるお客様に、本当にポピヨンヨードで良いのか確認してみたら、他に種類があるのか尋ねられたので、アズレンの『のどスプレー』も紹介した。
 極めて単純に分けるなら、ポピヨンヨードは消毒系、アズレンは抗炎症系。
 どうして内容を確認しないで決めたのか、そっちの方が知りたい(^_^;)
 そして症状を尋ねると、ご主人が一週間ほど前から喉の痛みを訴えていているそうで、その間に使っていた物が切れたため、ただ『のどスプレー』をと頼まれたという。
 まぁ、そうなんでしょうが、頼む方も気軽に頼み過ぎだと思う。
 だって、その使っていた物の内容を頼んだ相手に伝えず、それを使っていて症状が軽減したかも話していないというんだもの。
 頼まれた事しかできないことを指して「子供の使い」と揶揄する言い方があるけど、あれなんか伝え方が下手なんじゃないかと。
 主訴が喉の痛みだけの場合は、風邪ではない可能性があり、そういう時に消毒系を使っても感染している訳ではないから無意味であったり、殺菌消毒というのは細胞を傷めることでもあるため、炎症を抑えるアズレンの方が適していると考えられることを説明した。
 それと、一週間も続いているというお話からすると、内服薬も検討してみてはと伝えた。
 痛みが強いようであれば『駆風解毒湯』を、原因が乾燥性で痛みが強くないなら『麦門冬湯』が候補になる。
 とりあえず今回は、頼まれものでもあるためアズレンの『のどスプレー』を購入された。

 ポピヨンヨードの『のどスプレー』を購入されるお客様に、本当にポピヨンヨードで良いのか確認してみたところ、ご主人かの頼まれ物で、一週間ほど前から喉の痛みを訴えていて、その間に使っていた物が切れたためとのこと。
 あれ?
 デジャヴュ(;´∀`)?
 同じく、実際に使っていた物の内容や現在の症状が分からなかったものの、こちらのお客様は本人に連絡が取れるとのことで電話をして頂いた。
 すると、ヒリヒリする痛みを感じているようだったため、炎症を抑えるアズレンの『のどスプレー』に変更して、お買い上げ頂いた。
 そして、喉の痛みが続くようであれば、『駆風解毒湯』などの内服薬を使うことを検討するよう勧めた。

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