ドラッグストアーには家族でお越し下さい

 若い男性が、母親と一緒に来店。
 主訴は皸(あかぎれ)というお話だったけど、仕事でダンボールに触れるのに軍手などをしていないというので、ダンボールに含まれている薬品で荒れている可能性をお話したうえで『ヒビエイド』を勧めて、お買い上げ頂いた。
 そうそう、軍手については滑り止めのゴムが付いている物が良いですよとも伝えた。
 以前に、印刷工場で働いていた経験から。
 あと、血流も大事なのでお風呂について尋ねたところ長湯だそうなので、それは続けて下さいとお話し、家の中でも厚着して、特に下半身を温めるよう勧めた。
 皮膚の材料は血液で運ばれ、手荒れするということは皮膚の細胞が破損して、その材料が運ばれて再生するのが追いつかないという状態だから。
 内服薬として『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介し、食事は根菜類と豚肉を勧めた。
 変に口出ししてくる親が同伴だと困ることもあるけど、養生をお話する付きには生活を一緒にしている家族にも伝えた方が良いので、ドラッグストアーには家族でお越し下さい。
 そして、ついで買いをよろしくお願いします(o ̄∇ ̄)o

 中国系のお客様がいらして、たどたどしい日本語で相談を受けた。
 以前にボランティアで、外国人の子供たちに日本語を教えてた事があって、その時に自分が学んだのは、敬語を避けて、文章のセンテンスを短くすること。
 でもこれが、接客用語を覚えちゃうと難しいんだよねぇ(^_^;)
 どうにか成立した会話で分かったのは、骨折して治療中なため、カルシウムを摂りたいとのことだった。
 担当医から、指導を受けたという訳ではないらしい。
 最初に『ワダカルシュームエース』を紹介したところ、価格に難色を示したので、サプリメントの方も案内した。
 ただ、治療目的には医薬品の方が効能的にも安全性においても安心ですと伝えると、『ワダカルシュームエース』を購入された。

 いつも『ストナデイタイム』を購入されるお客様から、ようやく詳しいお話を聞けた。
 かれこれ3ヶ月目くらいになるかな、最初に購入されてから。
 家に暖房器具が無くて寒く、冷たい空気を吸うと鼻水と咳になるという。
 微熱は続いていて食欲は落ちているそうだから、『ストナデイタイム』に入っているアセトアミノフェンとエテンザミドは不要なことを説明して、『柴胡桂枝湯』を主体に体力の向上を図り、夜に『小青龍湯』で温める方法を提案し、両方をお買い上げ頂いた。
 これで改善してくれると、良いのだけれど。

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