適応を外しても相談に来て頂けて恐縮

 以前に、ご主人の仕事が夜勤で良く寝られないと相談を受けたお客様が、別件で再訪。
 ご主人には『加味帰脾湯』を勧めたのだけれど、服用して具合が悪くなったそう。
 具体的にどう具合が悪くなったのかは本人ではないため分からず、生薬構成からは強く反応する物は無いはずなんだけど、原因が不明。
 うう、ごめんなさい(;´・ω・`)ゞ
 その時に比較した『柴胡加竜骨牡蛎湯』なら、不適応な場合に副作用が強く出るとは思うんだけど……。
 機会があれば、本人にお越し頂きたいところ。
 で、今回の本題の方はというと、息子さんが大学受験で、栄養剤の他に何か必要かと尋ねられたため、風邪の予防と栄養を受け止める体づくりに、『柴胡桂枝湯』を案内した。
 すると息子さんは、みぞおちの辺りが痛むと訴えているとのお話が。
 ありゃ、それは受験のストレスなんじゃないでしょうか。
 そこで『半夏瀉心湯』を勧めてみたけど、今回のところはお話のみ。
 まぁ、ご主人の件で外してしまったからねぇ……。
 それでも相談に来てもらえて、恐縮ですm(_ _)m

 何処の国出身なのかは分からないけど、たどたどしい日本語で『ハイチオールC+』を男性にも使えるか質問された。
 もちろんビタミン剤に、そんな明確な男女差も無いので大丈夫ですと答えたものの、用途を確認したら疲労と肩こりというので『新パワーアクトEX』を案内した。
 どうやら、『ハイチオールC+』は自分が肌に使うため、一緒に服用しようと考えていた模様。
 でも薬は、症状は勿論、性別や年齢、生活環境に体質の違いなど、いくつも相違点があったりするから別々な物の方が効果的だったりして、一緒に服用するというのは勧められない。
 そんなお話を、こちらもつられて少し崩れた日本語で伝えた。
 今回は、『新パワーアクトEX』のみ購入された。

 『大正漢方胃腸薬』を手にされたお客様から、これから飲み会に行くにあたって、他に候補が有るか尋ねられたので、『五苓黄解』を紹介した。
 しかし、年末年始に飲み会が続いて以来、疲労もあり、やや体の具合が低調であるらしいため、『六君子湯』を勧めた。
 だけど『六君子湯』は、価格が手頃な小容量の物が無い。
 そりゃ確かに、これから飲み会に行くのに2千円以上もするのでは気乗りしないのは仕方の無いところ。
 まぁ、飲み会を抜きにして、胃腸の不調の改善には役に立つはずでは有るんだけど。
 とにかく予算面から考えると、最初の『大正漢方胃腸薬』が良いでしょうという事になり、お買い上げ頂いた。
 そして、飲み会に参加する前に温かい物を飲んで、胃に準備運動をさせるようにお話した。
 それをしていれば、胃腸薬は不要なんですが(苦笑)

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート